路傍のメドハギに(キタ)キチョウが産卵しているのを見てから、メドハギを見かけるとキチョウの幼虫がいないか、注意して見るようになりました。先日もそれらしき幼虫を見つけ、確認のため自宅に持ち帰って飼育していたのですが死なせてしまい、キチョウの幼虫と確認できませんでした。
じつは、シロチョウの幼虫については、大恥(?)をかいたことがあります。昔(40年ほど前のことです)、娘(あるいは息子)が小学校にモンシロチョウの幼虫を持っていくことになり、(自称)虫に詳しい父親が「まかせておけ」と、近くのキャベツ畑にでかけて、幼虫を数匹とってきました。ところが、たまたま家に遊びにきた友達に、それは蛾の幼虫だよと指摘され、父親の威厳は大いに失墜。それがトラウマとなり、イモムシの同定には特に自信がもてなくなりました。このため、見つけたキチョウらしき幼虫も、ブログで紹介できずにいます。
閑話休題。先日も、キチョウの幼虫はいないかと、犬と散歩しながらも注意の半分以上は路傍のメドハギに向いている状態で歩いていると、背中に黄色い4本の歯ブラシのような毛束があるドクガの仲間の幼虫を見つけました。
帰宅して、写真をもとにウェブサイトなどで調べると、ヒメシロモンドクガの終齢幼虫のようです。『イモムシハンドブック②』には、終齢幼虫の特徴が「頭部は黒色」「前胸の赤色瘤起から黒色長毛束」「第1~4腹節背面に白色~褐色の歯ブラシ状毛束」「第2腹節側面に黒色毛束」である説明されており、褐色に見える頭部の色のほかはあてはまりました。
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《メドハギについていたヒメシロモンドクガの終齢幼虫 2020/07/23》
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《メドハギについていたヒメシロモンドクガの終齢幼虫 2020/07/23》