樹木園に行くと、必ずこの立ち枯れした枯木を見てきます。周囲の状況からすると、ヤマナラシの枯木ではないかと思いますが定かではありません。この日も、何種類かの生きものがこの枯木にきていました。
アオオビハエトリは、ハエトリグモ科の地上性のきれいなクモです。写真にはうまく写っていませんが、太くて黒い毛が多い第1脚をいつも高く上げています。頭胸部と腹部は暗緑色でわずかに金属光沢があり、腹部の中央に幅の広い黒い横帯があるのが目立ちます。このクモはアリを専門に食べます。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/アオオビハエトリ』2020/07/28参照)
この枯木には赤いテープで印がつけられており、早晩伐採処理されるものと思います。公園を管理する立場からすると、利用者が怪我などしないためには必要な措置だと思いますが、枯木は多くの生きものにとってはなくてはならないものです。伐採はしても、倒した木は隅のほうの利用者に害を与えないところに横たえておいてもらえると有難いのですが…。
《枯木の上を歩くアオオビハエトリ 2020/07/22》
《枯木の上を歩くアオオビハエトリ 2020/07/22》