市立図書館から借りてきていた『くらべてわかる甲虫1062種』の返却期限が近づいてきたので、ページをパラパラとめくっていると、少し前に名前がわからずお蔵入りさせていた虫に似た虫が目に入りました。カミキリムシのようですが、身体が華奢で、黒く大きな眼が特徴的な虫です。数種類出ていた中では、アオカミキリモドキにとても似ていましたが、「カトウカミキリモドキやシリナガカミキリに似ており同定には注意が必要」との注意書き付き。
念のため、ウェブサイトで調べると、ピッタリのものがありました。『北茨城周辺の生き物/カトウカミキリモドキとアオカミキリモドキ』です。これによると、両者の違いは足の色にあるようです。
① カトウカミキリモドキ 根元から足の先まで橙色
② アオカミキリモドキ 腿節が橙色で、脛節からは黒色
これからすると、写真の虫は脛節から先も橙色に見えるので、カトウカミキリモドキです。なお、カトウカミキリモドキの体液にはカンタリジンが含まれていて、肌に付くと火傷に似た炎症を起こすので掴んだり潰したりしない方がいいとのことです。
カトウカミキリモドキは、炊事棟のコンクリートの柱にとまっていました。
《炊事棟のコンクリートの柱にとまっていまたカトウカミキリモドキ 2020/06/04》
《炊事棟のコンクリートの柱にとまっていまたカトウカミキリモドキ 2020/06/04》
《市立図書館から借りてきていた『くらべてわかる甲虫1062種』》