ミズバショウ苑は小さな谷間に設けられ、幾段かに分かれています。その段差の斜面などに植えられた(?)シモツケに、オニヤンマではない黒と黄色の大きなトンボがとまっていました。とりあえず1枚。ズームで2~3枚撮ってから、角度を変えて撮ろうと動いたとたん、飛んで行ってしまいました(こんな時、もう少し慎重に動けばよかった、といつも後悔します)。
帰宅して写真を見ると、コオニヤンマでした。名前にヤンマと付きますがヤンマの仲間ではなく、サナエトンボの仲間です。サナエトンボ科の中で日本最大の種で、体の大きさに比べて頭が小さく、後脚が長いのが特徴です。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/コオニヤンマ』参照2020/07/20)
『富山県のトンボ』(2004)によると、コオニヤンマは、富山県では1972年以来一時的に記録が途絶えていたものの、1982年に小矢部市で生息が確認され、現在では県下に広く分布して個体数も多いとのことです。ちなみに、私にとっては、見たのも写真に撮ったのも初めてで、もう少し慎重に撮ればよかったと改めて悔やんでいます。
《シモツケにとまっていたコオニヤンマ 2020/07/19》
《シモツケにとまっていたコオニヤンマ 2020/07/19》