月に3回(30分/回)通っているハモニカ教室の近くに、木の茂みが少しある小さな神社があります。時々、時間待ちに(というよりはそのために少し早く来て)神社の中を散歩しています。この日は、今にも降り出しそうな梅雨空。無防備な半袖、半ズボンだったため、手足に藪蚊の集中砲火を浴びました。ニイニイゼミとアブラゼミの羽化殻は各1個ずつ見つけましたが、鳴き声は聞こえてきません(今年は街中で聞くセミの鳴き声が少ない気がします)。
少し大きめのクスノキの幹に、何かがとまっているのに気づきました。中ぐらいの大きさの緑灰色のスズメガの仲間です。
後でウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』で調べると、サザナミスズメかヒメサザナミスズメのようです。ヒメサザナミスズメはより小型で、腹部の腹面は全体に暗く紋がないのが特徴。写真では腹部の腹面が見えませんが、大きさや場所、前翅の波型の横線などから、サザナミスズメではないかと思います。サザナミスズメの幼虫は、モクセイ科のモクセイやイボタノキ、トネリコ、ネズミモチ、ヒイラギ、ヤチダモなどの葉を食べます。
《新川神社 2020/07/29》
《クスノキの幹にとまっていたサザナミスズメ 2020/07/29》
《クスノキの幹にとまっていたサザナミスズメ 2020/07/29》