6/21(日)雨のち曇り
まずは8時に起床。朝食から旺盛な食欲で野菜ラーメンを孤食。外は憂鬱な雨である。エクセサイズはやめて、豊島園まで愛車に乗って映画の鑑賞にでかける。
新田次郎の同名小説を原作とした邦画は、その題名の通り明治40年に日本最高峰に登頂した測量技師たちを描いた山岳ものである。傑作【八甲田山 死の彷徨】を撮った名カメラマン・木村大作の初監督作品。以前TVで、そのメイキング・ドキュメンタリーを観た。近年、登山をするようになったこともあり、公開を楽しみにしていた1本である。9:15の早朝時間にも拘わらず劇場は中高年層を中心に満席。山岳登山人口と言うのは意外と多いのかもしれない。苦心のロケーションでしか得られないシネマトグラフィーが圧倒的に美しい。しかし基は地味な話ではあるだけに、少し盛り上がりに欠けはしなかったか。日本山岳会との山頂一番乗り競争、根強い山岳信仰、ガイドと息子の葛藤、そして無論、測量技師たちの艱難辛苦などが、もう少し有機的にドラマに織り込まれていたらと思うのは欲張り過ぎか。
午後は一転、大ヒットしたハリウッドの派手なメカものの続編。CGとSFXによる凄まじい物量と変幻自在のメカロボット(エイリアン?)たちがリアルに大暴れする。頭使わなくてもいいのだが、映像と音響の暴力といいましょうか、見ているだけで草臥れた。
雨上がりの夕方、ジムで遠泳とサウナ。自宅に帰って特製カレーを大鍋で作る。満腹の体を横たえてTVドラマをうたた寝しながら眺める。