ムカデ人間2

7/18(水)晴れ
午前中は事務処理、午後に日本橋で旧知の同業者訪問。協調の申し入れ。夕刻、新橋でかつての同僚の送別会。3時間一本勝負。還暦を過ぎても一升酒を飲むバイタリティに感心。20時30分、キリがないのでお開き宣言。お支払いは当方もち。2次会をかわして新宿で途中下車。武蔵野館のレイトショウ演目は、その過激な内容が話題になったカルト映画の続編。場内若年層中心に立ち見も出る満員御礼。カップルも散見したが、きっと後悔したことでありましょう。こと映画に関しては自身相当な免疫を有していると自覚していたが、これには神経が擦り減った。パゾリーニの≪ソドムの市≫が文部省選定作品に思える。パートワンが軽いコメディと云えるほどの完膚なきまでの地獄絵図が繰り広げられる。上映中止を決めた諸外国もあるやに聞く。これは本来稀少マニアの間でのみ流通されるべき言語道断な猟奇フィルムであろう。スタッフの技量が一流なだけにタチが悪い。しかし前回のマッドサイエンスを演じた役者にも驚いたが、今回も主人公は醜悪な怪優である。いったいどこから探してくるのか。既に続編製作決定とのこと。ガッツリ落ち込んで帰路の電車に揺られる。