Il film del sogno

現実逃避の夢日記

キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け

2013-04-03 00:11:36 | 映画
4/2(火)雨
終日冷たき雨ぞふる。午前中に巨大メーカーで引継ぎ、社員食堂でちゃっかり昼食。午後も日比谷の老舗メーカーで引き継ぎ、次いで外房線に乗って千葉の化学プラントでこれまた引き継ぎ。夕刻、帰京。有楽町のヒューマントラストでリチャード・ギアの新作を鑑賞。観客20名強、ロケーションからか出勤前のお姉さまなんぞ点在してギア様ファンは中高年層に多いか。実際、還暦過ぎて30年以上も聖林の第一線で活躍しているのは大したものである。フィルモグラフィーを眺めて近年は見逃している作品もある。本作は邦題通り、紐育の拝金主義の投資家役で、愛人の事故死と企業売却を絡めて億万長者の苦悩と葛藤が描かれる。長編デビューの若手監督とは思えない切れの良い演出。脇役陣の好演もあって見応え充分。原題【ARBITRAGE】は経済用語ではか異なる2つの市場の価格差を利用して利益を得ようとする取引、らしいが意味深長である。嘘は嘘を呼び、得るものあれば失うものもある。皮肉に捻ったラストが良し。強くなった雨の中、地下鉄一本、やや早目の帰宅。
コメント
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