Il film del sogno

現実逃避の夢日記

キューティー&ボクサー

2013-12-28 18:12:48 | 映画
12/27(金)曇り
奉公先は本日が御用納めである。早朝から日比谷の機械メーカーへ年末挨拶。昼食を挟んで打ち合わせ2件。社内の打ち上げが始まる前にエスケイプ。銀座三越で姪の出産祝いを購入。続いて渋谷へ出張りシネマライズで米国インディー作品鑑賞。当然都内単館。観客30名弱。ニューヨーク在住40年の日本人芸術家夫婦を描いたドキュメンタリー。現代アートに暗いので篠原ギュウちゃんの名前は初めて知ったが“ボクシング・ペインティング“やダンボールバイクは何処かで目にしている。サンダンス映画祭で賞を獲ったそうだがさもありなん。実に良く出来た作品であった。破天荒、波乱万丈、無頼などと称される天才であっても毎日ご飯は食べねばならぬ。不肖の息子もいるだろう。80過ぎの夫と還暦を超えた妻の壮絶ではあるがユーモア溢れる日常をカメラは丹念に追う。ドキュメンタリーには優しく親和的な目線とそれでいて冷徹で意地悪な視線が必要であると思ふ。素材が抜群に面白いのは確かだが、新人監督の5年に渡る密着取材/距離感が素晴らしい。終演後、映画の半券を持って劇場向かいのパルコでこの夫婦の作品展も観た。入場料半額のサービスあり。旦那のエネルギッシュなオブジェとエロチックで少しグロテスクな妻の壁画を間近に眺めて感銘を受ける。ジムで2キロを泳いで帰宅。愛犬と散歩を終えて居間で爆睡。
コメント
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