3/6(木)晴れ
終日社内で事務仕事。帰路、新宿で途中下車して武蔵野館でアレクサンダー・ペインの新作を鑑賞。単身の中高年中心に観客30名内外。スター不在、地味なモノクロのロードムービーではあるが、オスカー6部門ノミネーションは伊達ではない。人生の哀歓を描いた渋い佳作である。広漠たる風景とそこに暮らす市井の人々。無口な父親とやもめの息子。ドラマチックなことは何一つ起こらない。ペインは小津の影響を受けているのではないか。居間での固定ショットや会話とは思えない掛け合いなど不気味で可笑しい。ラストの余韻がまた良し。早めに帰宅して愛犬と遊ぶ。
終日社内で事務仕事。帰路、新宿で途中下車して武蔵野館でアレクサンダー・ペインの新作を鑑賞。単身の中高年中心に観客30名内外。スター不在、地味なモノクロのロードムービーではあるが、オスカー6部門ノミネーションは伊達ではない。人生の哀歓を描いた渋い佳作である。広漠たる風景とそこに暮らす市井の人々。無口な父親とやもめの息子。ドラマチックなことは何一つ起こらない。ペインは小津の影響を受けているのではないか。居間での固定ショットや会話とは思えない掛け合いなど不気味で可笑しい。ラストの余韻がまた良し。早めに帰宅して愛犬と遊ぶ。