Il film del sogno

現実逃避の夢日記

古嶺街〈クーリンチェ〉少年殺人事件

2017-03-16 00:21:44 | 映画

3/15(水)曇り
早目の就寝と云っても深夜1時。6時前には目が覚めて朝風呂に入る。早目に出勤して業務の作業効率自体は悪くはないが、鼻水が間断なく出て洟かみに忙しい。快心の通事あり。遅れた昼食は小諸蕎麦でカツ丼セット。定刻退社して有楽町まで徒歩移動。角川映画でエドワード・ヤンの代表作のリバイバル上映を鑑賞。4Kレストア、デジタル・リマスター版と銘打って一律2,200円也の強気の興行。固定客がいるのでしょう、場内7割超えの入り。四半世紀ぶりに再見して思ったことは、これはまさしく映画館で体感しないと判らない作品であるということ。権利関係の複雑さから(?)ソフト化されずに幻の傑作扱いされているが、実際はとっつきの悪い決して万人受けする作品ではないと思ふ。人物の出し入れが複雑で説明的な描写もなく、相関図や歴史的背景も頭に入れておかないと咀嚼に骨が折れる。監督の身上である固定カメラによる独特な引きの構図やライティングを堪能できた。映画館のスクリーンでしか得られない光と闇のコントラストに潜む感銘がある。地下鉄を乗り継いで自宅最寄りのカフェで一服。帰宅は午前様。

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