10/19(土)曇り時々晴れ一時にわか雨
コロコロ変わる天候だが気温は30℃近くまで上がり蒸し暑い。10月中旬でも残暑と云うのか。散歩、朝食を済まして、チャリで近所のシネコンまで。10:55上映開始の邦画(仏国合作)には観客10数名と閑散。監督(脚本)の甲斐さやかはファーストコンタクト。キャスティングに釣られて鑑賞。近未来、クローン誕生により、資格者(富裕層?)のみに成りかわることが可能となる。発想はカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』と同じ。対象者が主人公で担当する臨床心理士がヒロイン。SF的設定だが近未来を感じさせるセットがあるわけではなく、地方のサナトリウム施設を思わせる。主人公の不安定な精神の振幅が過去の記憶と夢が交錯する。クローンと対峙するシーンがあるのは新味か。哲学的な問答や科白の多くは情緒的なもので、エンタメとは程遠い独特な雰囲気と何が訴えたいのか不明な迷路のような作品。絵は美しく、この手の作風が好みの方もおられよう。主演ふたり(井浦新と水原希子)の贔屓筋にはキャリアパスとして観ておくべき珍作。
コロコロ変わる天候だが気温は30℃近くまで上がり蒸し暑い。10月中旬でも残暑と云うのか。散歩、朝食を済まして、チャリで近所のシネコンまで。10:55上映開始の邦画(仏国合作)には観客10数名と閑散。監督(脚本)の甲斐さやかはファーストコンタクト。キャスティングに釣られて鑑賞。近未来、クローン誕生により、資格者(富裕層?)のみに成りかわることが可能となる。発想はカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』と同じ。対象者が主人公で担当する臨床心理士がヒロイン。SF的設定だが近未来を感じさせるセットがあるわけではなく、地方のサナトリウム施設を思わせる。主人公の不安定な精神の振幅が過去の記憶と夢が交錯する。クローンと対峙するシーンがあるのは新味か。哲学的な問答や科白の多くは情緒的なもので、エンタメとは程遠い独特な雰囲気と何が訴えたいのか不明な迷路のような作品。絵は美しく、この手の作風が好みの方もおられよう。主演ふたり(井浦新と水原希子)の贔屓筋にはキャリアパスとして観ておくべき珍作。
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