定年後

11/15（木）晴れ時々曇り

インフルエンザの予防接種を格安で行なう医療機関があるそうで同僚に誘われる。生憎20年来風邪ひとつひいたことがなく、常々正々堂々と1週間も休めて周囲にも優しくして貰えるのなら罹ってみたいもんである。病は気からで、まぁ気休めだろう。昼に同期と毎度の名店中華。980円也。午後はプレ御前会議。委員会回避で一件落着。暇なので営業支援の資料作成。定刻退社して池袋で途中下車。一駅分ぶらついて要町のファミレスで糖質ゼロ麺のタンメンを食す。小麦粉や卵を使わず蒟蒻粉やオカラで練り上げたらしい。いかにもヘルシー。ブックオフで調達したノウハウ本を読む。リタイアした後の自由時間は8万時間。これは40年間の実労働時間より長いそうな。やはり70歳くらいでポックリ逝きたい。

特殊ミッション

11/14（水）曇り時々晴れ

早朝の地下鉄には意外やガテン系のむくつけき男達が多く乗っている。ターミル駅前に集合してバスで現場に出張るのだろう。わが稼業も日雇い人夫と変らぬ。毎日新聞の名物論説委員のコラムから。同姓同士の婚姻を認めるか否かが国や自治体で問題になっているが、売tokushu 春もﾄﾞﾗｯｸﾞも安楽死も合法なオランダでは出生年の変更を申し立てている70歳の男性がいるそうな。肉体年齢49歳が認められれば婚活（？）が上手くゆくとの思惑があるらしい。年金支給が猶予できて国としては歓迎だろうけれども・・・・。毎回、その問題の切り口と落しどころが素晴らしい。昼に旧同僚とマグロのカマ焼き定食。880円也。米の不味さに閉口。定刻退社して池袋を徘徊。早めに帰宅して愛犬と夜の散歩。

フリーター家を買う

11/13（火）曇り時々小雨

寒くはないが曇天続く。先週に続き直属の上長が体調不良でダウン。朝の定例会が中止。昼にサバの一夜干定食。950円也。ライトな案件を一件、委員会案件の下準備に1時間。定刻退社して地元のファミレスで夕食。遅まきながら女流ベストセラー作家の初期作品を読了。TVドラマは未見であったが、なるほど世相を反映したテーマで働くことや家族の絆などソツなく描いて読みやすい。帰宅して愛犬と夜の散歩。風さえなければ上着も要らず心地よい。

生きてるだけで、愛。

11/12（月）曇り

6:00起床。日の出が遅くなり更には曇天で暗い。寒さは感じないがコート姿もチラホラ。昼にカツ丼。700円なり。午後に御前会議あり。5分で終了。定刻退社して池袋で途中下車。シネリーブルにて先週末から公開のインディー系邦画を鑑賞。若年層中心に20名強と閑散。うら若き女性が多いのは共演の男優目当てだろう。芥川賞候補にもなった本谷有希子の同名小説は未読。欝で過眠症の引き篭り女を主人公にした陰々滅々たるお話。その肥大した自意識や世間とのギャップは過去作「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」や「乱暴と待機」の登場人物たちにも通じる。本作は趣里嬢の熱演に尽きる。基本的にはホラー顔でエキセントリックな役柄が良く似合う。脇役陣も締まった演技（特に仲里依紗）で作品世界を支える。監督はCM業界ではスタイリッシュな作風で既に評価の高い関根光才。次回作が楽しみな監督がひとり増えた。