Il film del sogno

現実逃避の夢日記

憐れみの3章

2024-09-28 21:11:23 | 映画
9/28(土)曇り
天気予報が外れて終日曇天。7:30起床。散歩を済ませて近所のフォミレスで朝食&新聞精読。食後に隣のショッピングモールをぶらつく。時計店で先日箪笥から見つかった義父愛用のセイコー・アナログ時計のメンテナンスについてヒアリング。分解掃除と部品交換で3~4万円とのこと。うひゃ~それじゃ新品買えるね、と驚くとディスプレイの売れ筋商品を勧められる。機能は電池交換不要のソーラータイプ、センタークロノグラフ(1/5秒計測 60分計)搭載、10気圧防水など。ムーブメントは信頼のセイコー製。退職記念として自分へのご褒美に購入。そういえば10個ほど持っている腕時計で購入したものはひとつもなし。全て勤続記念とか結納返しなどの貰い物である。10:50シネコンで昨日から公開のアイルランド・イギリス合作の洋画を鑑賞。場内10名弱と閑散。グロテスク・煽情的なシーンも多々あるがゆえかRー15。監督はギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス。2016年≪ロブスター≫17年≪聖なる鹿殺し≫18年≪女王陛下のお気に入り≫そして今年1月には≪哀れなるものたち≫公開され、わが琴線を連打している鬼才である。本作も唯一無二のランティモス節が炸裂するオムニバス形式の不条理ブラックコメディ。主要キャストが3話ともに違う役柄を演じる。共通するテーマは≪依存≫だろう。雇用、夫婦、宗教と対象は違うが、自己を持たない主人公たちは憐れな人になっている。サブタイトルとなっているR.M.Fという人物は我々の隠喩だろう。好みの分かれる作家性のある映画だが、ランティモスの入門編としては解りやすいかもしれない。帰宅して2度目の散歩。夜は自室でひたすら読書。 
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