Il film del sogno

現実逃避の夢日記

雪の花 ―ともに在りて―

2025-01-26 20:18:56 | 映画
1/26(日)晴れ
快晴なれど北風強し。8:00起床。散歩のあとセカンド・キッチンでゆっくりたっぷりの朝食。愛車に乗って近所のシネコンまで。10:50上映開始の邦画を鑑賞。場内3割程度の入り。吉村昭の原作小説は既読。幕末の福井、天然痘から人々を守るために種痘の輸入と普及に尽力した町医者の物語。新たな手法は誤解や妬みの対象となり、それは現代のワクチン忌避の構図と変わらない。文部省推薦、教科書的な艱難辛苦の感動話。それでも黒沢門下、小泉堯史の演出は端正で正攻法。丁寧なプロダクションデザインとスタッフワークで好感持てます。こころに響きました。午後は兄貴分と2度目の散歩。夜は旧同僚(同じ歳)の急死をラインで知る。吞み会の帰りに吐血したとのこと。人間いつ死ぬかわからん。合掌。
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2025-01-25 21:25:02 | 映画
1/25(土)晴れ
前日は夜更かしして2:00近くに就寝。今朝は8:00起床。散歩、朝食後に地下鉄で新宿三丁目まで。カフェで時間調整して新宿テアトルで先週末から公開の邦画を鑑賞。11:40上映回は中高年層中心にほぼ満席。筒井康隆の原作小説は文庫化された2000年に読了。精緻で幻惑的な≪老人小説≫として大いに感銘を受けた。これを脚色・映像化した吉田八大の過去作は、いづれも多ジャンルにわたる挑戦的な佳作群である。モノクロ画面と老仏文学者の淡々とした日常描写がベストマッチ。自己の潜在意識が再構築(?)される夢の描写には、性欲・恐怖などの深層心理が凝縮されており、その脚色が出色である。三度の食事をはじめ自らを厳しく律する老人の生活が、夾雑物(酒場の女学生や編集者など)の闖入により徐々に狂い始める。後半は妄想がホラーへと変わってゆく。意味深長なラストも不気味でありました。これと云った代表作の無かった主演・長塚京三は最晩年で化けましたな。脇の三女優・瀧内公美、河合優実、黒沢あすかも適役。文句なし。年度ベストの1本である。
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都内のオリエンテーリング

2025-01-24 23:53:25 | 日記
1/24(金)晴れ時々曇り夜一時雨
三日連続の遅番。8:00起床。以下昨日と同じルーティン。早朝に学生時代の友人から突然のライン。42年間、年賀状のやりとりをしている京都在住の旧友である。年金貰う年齢になるとヒマになるのでありましょう。長い返信を返す。1奉公先でのお仕事は銀行への入金。外出ついでに掲示板へのチラシ貼りを頼まれる。半径1㌔四方に8つの掲示板あり。一時間以上をかけて作業終了。スマホによると4㌔程度歩いた模様。むかしむかし森林公園で行ったオリエンテーリングの如し。いい汗をかかせて頂きました。遅番の相棒はコロナで1週間病欠だった同僚。同年代であるから世間話も合わせやすい。21:45定刻退所。雨が本降りになってきた。22:20帰宅。
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柳亭市馬 独演会

2025-01-23 23:16:53 | 落語
1/23(木)晴れ
連続遅番。8:00起床。散歩、朝食、清掃、雑用。13:00奉公先到着。幟を立てたり、チラシを折り込んだり、ホールの仕事を淡々とこなす。16:15~17:15まで休憩。17:30開場。高齢層中心に客入りは8割弱といったところ。18:00ジャストに前座が≪まんじゅうこわい≫を演じる。続いて師匠の演目が中入りを挟んで二席続く。演目は芝居噺の≪七段目≫と人情噺の≪文七元結≫である。さすが元落語協会の会長を務めた重鎮。王道を往く端正な語り口である。その美声で音曲ネタで≪相撲甚句≫などを披露して会場は大いに沸いた。お囃子も生の太鼓と三味線。やはり落語はライブに限る。20:00終演。後片付けを済ませて21:45退所。
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アドヴィタム

2025-01-23 09:59:11 | 映画
1/22(水)晴れ
インフルに罹った同僚に代わって日勤。9:00奉公先到着。わが財団では今年度中に施設利用(紙媒体の小冊子)やHPの写真を刷新する計画があるそうな。知り合いに安く請け負ってくれる写真家いない?と、広報担当に云われて旧友を紹介する。名のあるプロに頼むと1日10万円が相場だそうな。近日中に打ち合わせを予定。午後も登録やら予約取り消しやら。定刻30分遅れで退所。帰宅して兄貴分と夜の公園を散歩。ネットフリックスでフランス製アクション映画を視聴。尺が100分以下とコンパクトなのが好ましい。細かい経緯を端折りすぎたので真相がわかりづらい造りになっている。過去の回想が現在の拉致事件より長いく構成も成功しているとは思えない。デ・ニーロ似の主人公と強く美しいカミさん(妊婦)のラブラブシーンには☆献上。GIGN(国家憲兵 治安介入部隊)という存在を初めて知った。お勉強になります。
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サンセット・サンライズ

2025-01-21 21:23:36 | 映画
1/21(火)晴れ
非番。8:00起床。散歩、朝食、ゴミネットの巻取り当番。11:30駅前歯科で診察。部分入れ歯の型取り。昼食にスーパーの特盛弁当と自家製豚汁。午後も散歩でスタート。夕方、雑用を済ませて愛車で近所のシネコンまで。17:25上映開始の邦画は観客我ひとりという贅沢なホームシアター。楡周平による同名小説あるようだが未読。監督はテレビマンユニオン出身(是枝裕和と同期だそうな)の岸善幸。≪あゝ、荒野≫や≪正欲≫には感心。脚本はもはや大家の宮藤官九郎。主演の菅田将暉と井上真央と云うカップリングは意表と突いて新鮮でありました。釣り好きな勤め人がコロナ禍のテレワークを機に三陸の漁師町に移住。役場勤務のワケアリ大家(美人)と出会って、というお話。過疎地の空き家対策(地方活性化)、ヒロインの暗い過去(震災)などを織り込んで、笑って泣かせる。これはクドカンの緩急あるシナリオを褒めるべきだろう。脇では中村雅俊と竹原ピストルが儲け役。料理も美味そうでしたな。たったひとりだから大いに笑いこころおきなく泣きました。
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演劇という病

2025-01-21 10:49:58 | 日記
1/20(月)曇り時々晴れ一時雨
という目まぐるしい天候の一日。週明けの午後出勤。午前中はベランダの清掃。13:00奉公先到着。業務は閑散。早い夕餉に回転寿司。利用施設で芝居の稽古をしている利用団体あり。窓外から中を覗くと稽古も佳境に入って動きと発声にも気合が感じられる。映画や演劇には魔物が宿っている。退出時に代表らしき女性に公演日程をヒアリング。観に行こうかしらん。
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秒速5センチメートル

2025-01-19 21:23:22 | 映画
1/19(日)曇り
日曜だが日勤。7:00起床。兄貴分との散歩は同居人に任せて奉公先へ。日中は掲示板にチラシを張ったり、ロビーの展示物を外したり、使用料金を受け取ったり、と雑用に勤しむ。昼食に担々麺。山椒と唐辛子は後にくる。夕方、広報誌の担当を依頼される。あらまぁ期待されているのかしらん。定刻帰宅して相棒をトリマーに連れてゆく。夜はアマゾンプライムで2007年製作の新海誠の旧作(出世作)を再視聴。以下は公開時に鑑賞した日の日記の抜粋。・・・・渋谷のパルコパートⅢ前のシネマライズで期待のアニメーターの新作を鑑賞。19:35上映開始回の観客は若年層中心に20名弱とガラガラ。フルCGのアニメである。たった一人、7ヶ月で『ほしのこえ』を作成した新進の映像作家は、5年の歳月を経て機器・ソフト以上に進化している。情感溢れる画面、風景。丹念な日常描写。幼く淡い恋心が距離と成長で変質する様をリリカルに描いていた。人を恋する心はいつもせつない。・・・・実写映画が2025年秋に公開予定らしい。キャスティングが気になりますなぁ。楽しみ楽しみ。

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川場スキー場

2025-01-18 20:23:47 | スキー
1/18(土)晴れ
4:30起床。前日のうちに準備万端、サンドウィッチも作っておいた。5:00ジャストにお迎えの車がやってきた。関信越道・沼田ICを降りて一般道を20㌔ほど登り、7:30スキー場の立体駐車場に到着。駐車料金1,500円也。身支度を整え車中で朝食、窓口で5時間券5,600円を買い、8:00にはクワット・リフトに乗って山頂を目指す。気温マイナス7.0℃、積雪4.0メートル、早朝時には曇天・霧状の粉雪が舞い・視界は悪かったが、徐々に晴れ間が拡がり最高のコンディションとなる。当スキー場での滑走は4年連続。周囲は8割以上がボーダー。長いクワットリフト2本を乗り継いで全長3.3キロを5分程度の待ち時間で往復する。13:00の撤収まで2回の休憩を挟んで滑走を満喫。下山して街道沿いの日帰り温泉の露天風呂900円に浸かり、隣接する道の駅(川場田園プラザ)にて相棒とふたり遅い昼食(麺屋 川匠の野菜塩ラーメン980円)を食す。15:00帰路に就く。三芳SAにて小休止するも渋滞もなく17:00に自宅到着。濃密な12時間でありました。
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チキ チキ バン バン / ジャングル大帝≪ルネ&ルッキオ編≫

2025-01-17 22:03:58 | 演劇
1/17(木)晴れ
平日の非番。8:00起床。散歩、朝食。地下鉄で池袋へ出張る。11:30東口の≪いけふくろう≫で師匠と待ち合わせ。毎度のファミレスで昼食と喫茶で時間調整。13:00ブリリアホールにて明日が初日の演目のゲネプロを鑑賞。原作は≪007シリーズ≫のイアン・フレミングが1964年に著した童話。1968年には監督ケン・ヒューズで映画化されている。脚本は≪チョコレート工場の秘密≫などで知られるロアルド・ダール。音楽は≪メリーポピンズ≫と同じシャーマン兄弟。これはTVで観た記憶がある。余談であるが1969年には有名なテーマソングを山本リンダが唄っておりました。さてその舞台。ベースは子供向けファミリーミュージカルであるが、宝塚制作だけあって豪華絢爛なセット・美術。歌も踊りも一級品。ただし木戸銭15,000円は富裕層家庭向けの強気の料金設定である。15:10終演。キャストのインタビューは聞かずに次の現場へ。16:30有楽町・よみうりホールで手塚治虫の代表作を朗読・音楽劇にした作品のこれまたゲネプロを鑑賞。原作漫画は1950年代に雑誌連載されていたらしいが、われは生誕前で当然未読。アニメは1965年から1年間TV放映。これは毎週視聴。内容同様に冨田勲 の主題歌が印象に残っている。さて本作は副題の通り、レオのふたりの子供を主人公にした物語。12名から編成されるバンド・コーラスとパントマイム(舞踏)との協演がが素晴らしかった。17:30終演。師匠と別れて18:30帰宅。
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ZK団・新年会

2025-01-17 00:26:09 | 日記
1/17(木)曇り時々晴れ
株安が続いて憂鬱な気分。証券会社の役職者から電話あり。インド株が暴落しているそうな。早番の奉公先を定刻退社して新宿へ向かう。19:00東口のビアホールで中学校の同級生と遅い新年会。毎回同じ話題で大いに盛り上がる。

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エコノミカル・パレス

2025-01-17 00:19:26 | 日記
1/15(水)晴れ時々曇り
8:00起床。遅番ゆえ午前中はノンビリ散歩、家事に勤しむ。13:00奉公先到着。おニューの作業着を同僚に自慢して悦に浸る。22:20帰宅。角田光代の旧著を再読。この人の著作は何を読んでも感心する。上手い書き手は多いが、時代に寄り添うテーマ性があり、何かしらのチャレンジがなされいる。都会で漂流するもう若くないフリーターを描き、設定だけ考えると暗い内容になってしまうところ、絶妙なエンタテイメントになっている。
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阿修羅のごとく(NHK版)

2025-01-14 21:15:23 | ドラマ
1/14(火)晴れ
寝坊して8時過ぎに起床。兄貴分と散歩。朝食、清掃。チャリで池袋まで。依頼した上着の刺繍を引き取る。料金1,300円也。向かいのタイ焼き屋で(天然もの?)3尾購入。990円也。ずっと100円台だと思っていた大衆甘味の代表選手が一尾300円超えというのは物価高も極まれり。午後は先週の関連でNHKオンデマンドにて46年振りに向田ドラマを再視聴。以下、雑感やら発見。ネットフリックス版の科白は、ぼぼオリジナルを踏襲していることが判った。それも一字一句違わない。和田勉演出の特徴は極端なクローズアップの多用。画面の作り方は是枝演出の方が上品に感じる。トルコの楽曲を使った音楽も、いま聴くとインパクトはあるが少々騒がしい。すっかり忘れていたこと。次女の夫は1部と2部で緒形拳と露木茂がリレーで演じていた。同じく娘は無名時代の荻野目慶子。ラスト近くに四女に絡む恐喝男に岸部一徳。改めて感心したこと。佐分利信の渋さ。緒形拳の巧さ。加藤治子の艶っぽさ。次は映画版と比較してみようかしらん。

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成人式

2025-01-13 20:54:14 | 日記
1/13(月)晴れ
三連休最終日も出勤。早朝7時台の地下鉄に乗ると振り袖姿の娘さんと母親らしき付添人のカップルを何組かみかけた。そういえば成人の日でありますな。少し幼く感じたのは18歳だからか。全国108万人の新成人に幸多かれと願う。自身の成人式(二十歳)の記憶が全くない。池袋あたりで怪しいアルバイトに精を出していた頃である。自治体の記念式典などには当然出席せず、世間を斜に見て場末の名画座で古いイタリア映画なんぞを観ていたような気がする。カフェで朝日の朝刊を斜め読みしていると、恒例のサントリーの広告が目に留まった。1978年、山口瞳から始まったシリーズである。2000年からは伊集院静が引き継いでいた。山口には≪酒呑みの自己弁護≫と云う名著あり、伊集院にも≪大人の流儀≫と云うベストセラーシリーズあり。まぁ経験豊富な人生の先輩が社会に出る若輩たちにエールを送る企画である。毎年欠かさず愛読していたが、今年から三谷幸喜が寄稿している。人選におやっと思ったが、彼らしい変化球で味のあるエッセイになっていた。奉公先での仕事に変化なし。8割の雑用と2割の苦情処理である。それでも誰かの役に立っていることを実感できる。幾つになっても勤労の喜びを感じることが出来るのは幸せなことである。

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私にふさわしいホテル

2025-01-12 20:45:37 | 映画
1/12(日)曇り
三連休中日の非番。寝坊して8:30起床。兄貴分と散歩。愛車に乗って近所のファミレスでブランチ。隣接するシネコンで11:10上映開始の邦画を鑑賞。柚木麻子による同名の原作小説あるようだが未読。同作者の映像化は≪伊藤くん A to E≫(映画)≪ナイルパーチの女子会 ≫(BSドラマ)を見ており前者は落胆、後者は感心、と一勝一敗。さて本作、監督は堤幸彦 、主演にのん、共演に田中圭・滝藤賢一。このあたりのスタッフ・キャストには期待したのだが、出来栄えは微妙な仕上がり。メインストーリーは文壇内幕モノ。職人・堤演出が少しぬるい。ドタバタ喜劇は本領ではないのではないか。見所は昭和の著名な作家たちに愛された老舗ホテルの内装とのんちゃんの七変化か。

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