1/17(火)曇り時々晴れ
起床時に最低気温が氷点下か否かが、なんとなくわかる気がする。昨日よりはやや寒さも緩やか。奉公先での大物案件も暗礁に乗り上げた感あり。昼食にザンギ定食。丼の白米を少し持て余す。午後は業務命令で同僚の結婚式向け祝電を考える。松・竹・梅、三通り作って送信。我ながら迅速。評価も上々。個人面談で上長からお褒めの言葉。定刻退社して新宿で途中下車。武蔵野館でロマンポルノ リブートプロジェクトの第3弾を鑑賞。観客3割程度。女性もチラホラ。監督・白石和彌のデビュー作を7年目に観ている。以下、日記の転用。≪新宿で総武線に乗り換え東中野で下車。駅前にポレポレと云う人を喰った名前のミニ・シアターがある。以前、大傑作『ディア・ピョンヤン』を偶然観た思い出の小屋である。客席数は100ちょっと。心地よい傾斜に居並ぶ深紅のレザーシートが個性的な上映演目を象徴するかの如し。今日は同好の士3名、モノ好きにも全く無名の新人監督のデビュー作を鑑賞することになった。19時台に集合して居酒屋で軽く飲食懇親していざ入場。客席は単身者多く20名程度の入り。ストーリーは現代世相を反映して暗く重たい。知的障害のある兄と弟。これに根なし草のような年増のイタいアイドルにしてデリヘル嬢が絡む。低予算でセットや美術はチープだが、役者の好演でそこそこ見せる。きらりと光る印象的なシーンも多く監督の才能が感じられた。≫その後に『凶悪』で注目を浴び『日本で一番悪い奴ら』でメジャー進出。本作も池袋のデリヘル嬢3人を軸に世相風俗を反映させた良作だと思ふ。濡れ場へのツナギに無理がなく、生身の性交は切なく、滑稽で、そして愛しい。ほぼ全員無名俳優であるが、各人の好演を特筆しておきたい。マックで一服して帰路に就く。
1/16(月)晴れ
定刻起床。氷点下の寒さ。しかしコート、マフラー、手袋なしも慣れればどうということはなし。駅までの10分弱を深呼吸しながら歩く。週明けの御前会議用の案件を受け付ける。東北から難件の為に拠店長と担当が上京して関係部署で3時間の会議。昼食に味噌ラーメン。定刻退社して新宿で途中下車。シネマカリテでキム・ギドクの新作鑑賞。観客10数名と閑散。北朝鮮の平凡な漁師が船の故障で韓国へ流れつき南北両当局からおぞましいスパイ容疑をかけられて・・・。極力セリフを排した劇作が身上だった鬼才も饒舌でストレートになった。国家が二分されることの罪深さ。地下街を逍遥して帰宅。ネットでドラマの再放送を鑑賞。
1/14(土)晴れ
7時に覚醒するも久々の二度寝して惰眠を貪り10時起床。予約した歯医者で右上奥歯の治療。駅前の定食屋でブランチ。愛犬と散歩してアマゾンプライムで才人ザック・ブラフの脚本・監督作を鑑賞。ナタリー・ポートマン好演。低予算のインディーものであるが、米国の地方都市の若者模様が興味深い。ジムで遠泳、夕餉はイタリアン。帰宅して夜は邦画の旧作を梯子鑑賞。まずはオムニバスのホラー。TVシリーズあったようだがノーマーク。人間が一番怖いというコンセプトには賛同。続いてYOU主演で話題になっていたが見逃していた作品。もう10年前ですな。少し甘いところもあるがこれはこれで映画になっていた。
1/13(金)晴れ
週末には寒波到来らしい。雪も降るかもとか。しかし概ね穏やかなり。奉公先の業務も閑散。されど大物案件の予告もあり、すべきことには事欠かない。定例の同期ランチでカツ丼(キャベツ盛付)800円なり。定刻退社して新宿で途中下車。シネマートにて韓国映画を鑑賞。定員60人の小屋に20名程度の観客。戦中、日本占領下の妓生養成学校。親友二人の愛憎のお話。大河ドラマの総集編のようなドラマチックな作りではあるが、実はしたたかなヒロインの狂気とも呼べる嫉妬を描いたホラーであった。それにしても美貌のハン・ヒョジュは巧い。目と仕草で純真さから悪魔の表情を演じ分けて天晴である。マックで一服して定刻帰宅。
1/12(木)晴れ
昨日同様、定時起床、定時出勤、案件なく睡魔と闘いお茶を挽く。細かな問い合わせと打ち合わせが一件。昼食に評判の油そば。行列に並んでトッピングを盛って890円なり。定刻退社して新宿で途中下車、というのも昨日同様。武蔵野館にて香港映画鑑賞。場内5割弱の入り。自転車ロードレースに挑む男たちの激闘を臨場感たっぷりに描いたドラマ。確かに資金と工夫を凝らしたレースシーンは圧巻。比べて安手のトレンディもののようなドラマ部分がやや弱いが、役者の熱演に免じて許そう。マックで一服して定刻帰宅。愛犬が床屋に行き小ざっぱり可愛い。
1/11(水)晴れ
定時起床、定時出勤、案件なく睡魔と闘いお茶を挽く。昼食に焼きスパゲッティとサラダ。午後は知人の奥方の訃報に接して関係者へメール返信。定刻退社して新宿で途中下車。シネマカリテ、武蔵野館の姉妹館にて目当ての演目は既に満員御礼。サービスデーか。仕方がないので開始時間の遅い巨匠ヴィスコンティの処女作(デジタルリバイバル)を鑑賞。実はニコルソンとラングのアメリカ版は観ていたがオリジナルは未見でありました。皮肉な男女の愛憎劇。後に絢爛たる作風で一大山脈を連ねる巨匠の処女作がこれほど泥臭いリアリズムものだったとは驚き。冷え込んできた繁華街の裏通りを肩をすぼめて帰路に就く。
1/10(火)晴れ
定時(6:30)起床。連休明けの奉公先はさしたる動きがあるわけでなし。ライトな案件を1件。下調べを2件。昼食にちゃんぽん面。980円なり。定刻退社して新宿で途中下車。シネマートにてチャウ・シンチー監督の新作を鑑賞。都内単館、客席は3割程度の入り。この監督の作品は少林サッカー以来か。いずれにしても開巻からギャグの波に乗れずに2時間退屈な時間を過ごす。これがアジアで新記録を樹立したほどヒットしたとのこと。ほんまかいな。マックで休憩して帰路に就く。深夜までYouTubeでクラシック音楽を聴く。
1/9(月)曇り
寝坊して9:30起床。パソコンでドラマの再放送を観て正午過ぎ愛犬と散歩。外は雨上がりで道路が濡れている。そのままジムで軽いエクセサイズをして定例の身体測定。体重ほかさしたる変化なし。愛車で隣町のシネコンまで出向きマイナーな邦画を鑑賞。監督は傑作『箱入り息子の恋』の市井昌秀。ジャニーズ所属の主演男優の集客効果か、場内にはティーンエイジャーのグループがちらほら。但し客席は3割程度の入り。原作小説あるようだが未読。類似の多い恋愛もの。主人公二人の背負っている影とヒロインの秘密が物語に奥行き与えていた。これは拾い物の佳作。無名であるとばかり思っていたヒロインは年末に主演映画(駄作!)を観ていた。モデルとしては売れっ子なのですな。この娘は今年ブレイクすると思ふ。同じフロアの飲食店(バイキング)で朝昼食を摂る。
1/8(日)曇り後雨
7:30起床。朝食後に愛犬と散歩。午後から雨の予報。午前中はPCでドラマ鑑賞。良く出来た造りだと思ったら監督がタナダユキでありました。午後から地下鉄に乗って渋谷へ出張る。シネマヴィーラのハワード・ホークス特集で本日の演目も二本とも未見。特に遊星~は1982年にジョン・カーペンターがリメイクしており、リアルタイム劇場鑑賞してで仰天した記憶あり、いつかオリジナルをと思っていた作品。大願成就。しかし1851年製作であるからCGやSFXなど控えめでおとなしいもんです。それよりケーリー・グラントとキャサリン・ヘップバーンが競演しているスクリューボール・コメディの方が楽しめた。後々に与えた影響は大きいだろう。生真面目な男と活発な女の跛行的関係はこの手のラブコメの定番となっている。それにしても長生きして晩年にも代表作がある主演二人が若い若い。文化村にほど近い贔屓の蕎麦屋で遅い昼食を摂ってジムで遠泳。自宅に帰ってジャコ・ヴァン・ドルマンの未見旧作をアマゾンで鑑賞。小さな画面では魅力半減か。
1/7(土)晴れ
7:30起床。朝食を摂って午前中はグズグズする。午後から隣町まで自転車を飛ばして縁者の娘を訪ねる。生憎不在。所在確認できただけでも良しとするか。帰路途中、ファミレスで遅い昼食。サラダバーとカレーのバイキングにドリンクを付けて千円でおつりが来た。まだまだ飲食はデフレなり。愛犬と散歩をして少し午睡。夜はジムで2キロの遠泳。駅前のマックで遅い夕食と読書。恩田陸の作品を久々に読む。なるほどこれはマスコミ・ネットの書評で取り上げられ高い評価を得ているのが解る。ベテランの円熟した筆さばき。深夜に漸く昨年度鑑賞した映画のチラシの整理が終わった。
1/6(金)晴れ
早週末。さしたる案件なくとも雑用あり。昼食に石焼ビビンバ、副菜食べ放題で980円なり。定刻退社して有楽町へ徒歩移動。ヒューマントラストにてエストニア映画を鑑賞。時代は1950年代、旧ソ連の秘密警察に追われるフェンシング選手のお話。政治的な圧迫はサラリとして子供たちの指導に重点を置いた造り。まぁ子役が上手くて可愛いのでズルい。寒風の中、日比谷の裏通りを早足に帰宅。明日から3連休。夜更かししていると知らぬ間に時計は深夜の3時近く。
1/5(木)晴れ
本日あたりまで正月休みのところもあるのだろう、電車はまだ空いている。じっくり地方の公立高校の案件など下調べ。昼食に定番のザンギ定食。定刻退社して新宿で途中下車。シネマカリテで暮れから昨日まで満席で観れなかったスウェーデン映画を鑑賞。午前中にネットで予約したのは良いが3割程度の入りに拍子抜け。肝心の内容は頑固爺の回想シーンにすっかり泣かされた。純愛、夫婦愛、隣人愛、友情などなど声高に叫べば臭くなる題材をサラリと語っている。これはシナリオと演出、役者が一体となった相乗効果だろう。誰にも純情でひたむきな過去はある。これは口コミでヒットするタイプの佳作である。
1/4(水)晴れ
6:30起床。定刻奉公先へ到着。電車は流石に空いている。あちらこちらで年始の挨拶。案件を一件、懸案事項を数件やっつける。昼にサバの味噌煮定食、900円なり。定刻退社して新宿で途中下車。新春初鑑賞演目はテアトルで渋い邦画。2割以下の入り。青臭い青春もの。正直、乗れずに眠気さえしてきた。処どころには良いカットもあるのだが、主人公の唄の下手さには辟易。贔屓女優・岸井ゆきのちゃんが勿体ない。駅前のマックで一服して定刻帰宅。
1/3(火)晴れ
年末年始と晴天に恵まれ穏やかな三が日。7時起床。実家の雑煮の味は格別である。昼近くまでTVで箱根駅伝観戦。青学強し。母校がシードから外れていたがさしたる感慨なし。帰宅すれば背中の痛みを訴える同居の古老と健気な愛犬だけ。散歩に出たり掃除をしたり夕食の支度をしたり。TVのバラエティを漫然と眺め寛ぐ。
1/2(月)晴れ
昨日に同様9時起床。前日同様の雑煮とおせち。愛犬と散歩と昨日と同じ。午後からゆるゆる自転車に跨り実家を目指す。途中、贔屓の菓子店でお年賀購入。14時、実家着。三々五々兄弟姉妹集まる。亡き姉の娘とその旦那は子供二人を連れて来た。3歳と2歳のやんちゃ坊主たちの振る舞いに周囲が和む。5時から10時まで宴会は延々と続く。最後まで粘って入浴して25時就寝。