Il film del sogno

現実逃避の夢日記

桑名カレー

2021-09-15 20:05:06 | グルメ
9/15(水)晴れ時々曇り
8:00起床。我が仔と散歩をして近所のファミレスで朝食&ネットで仕事。同僚の仕掛けた地雷を踏む者続出。放逐できなければ包囲するしかない。役職各位に建設的な提案を行う。昼に戻って我が仔と2度目の散歩。日差しが強く夏日となる。昼食に珍しくレトルト・カレー。我が亡母の里は、東海道五十三次・四十二番目の宿場・桑名であるが、関西ではビーフ、関東ではポークとなる、その具材の境界線が桑名市長島町にあるそうな。先週、弔問へ行った際にもらった土産のひとつに、この名物カレーがあった。ちなみに我が家のカレーはポーク一辺倒であったが、その選択は主に経済的な理由からだったろう。中央に白米を縦長によそい、左右に湯煎したルーをかける。付け合わせにキャベツの千切りと半熟卵。ダイエット中の身としては、カレーライスは肥満へと誘う魔の食事なり。夕刻、我が仔と3度目の散歩。帰宅して夜はひたすら読書。

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ムーンライト・シャドウ

2021-09-14 20:18:45 | 映画
9/14(火)曇り後小雨
7:30起床。1時間仕事、散歩、朝食、雑用。昼に2度目の散歩。14:00遅い昼食。超高級袋麵にたっぷりの肉野菜炒めを載せて、そこらの街中華の五目うま煮麺と引けを取らないクオリティ。夕方、小雨パラつく中をシネコンまで出向きインディー系邦画を鑑賞。吉本ばななの原作小説は創刊時(1988年)に既読。学生時代には父親(吉本隆明)の著作に傾倒していた時期があり、その娘が小説家デビューしたのには随分と驚いた。処女短編集≪キッチン≫の中では表題作より、本作の方が感心した記憶あり。恋人を失ったヒロインの葛藤と再生を描いた淡い青春譚。原作との細かな相違は解らぬが、少しメルヘンチックなテイストは良く出ていたように思う。問題はキャスティングだが、キーマンであるセーラー服を着る弟に少々違和感あり。調べてみると浅野忠信・CHARA夫妻の息子だとか。この世とあの世の境界があり、一度だけ死んだ人間と会わせてやると云われたら・・・。大切な人は常に胸中にあり。監督はマレーシア出身の37歳。川辺の幻想的なシークエンスは秀逸でありました。
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先生、私の隣に座っていただけませんか?

2021-09-13 21:35:43 | 映画
9/13(月)晴れ
6:00起床。9:00まで真面目に仕事。散歩と朝食。ダラっとしていると直ぐにに昼時。我が仔と2度目の散歩。15:30駅前のカフェで一服。16:45床山。17:30帰宅して3度目の散歩。18:50隣町のシネコンで先週末から公開の邦画を鑑賞。場内カップル二組と吾の観客5名の貸し切り状態。「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2018」で準グランプリの作品だそうな。監督・脚本は芸大・大学院映像研究科出身の堀江貴大。濱口竜介同様のキャリアだが、シナリオも書けて画面構成もしっかりした若手有望株だと思ふ。テーマはダブル不倫。主人公夫妻が漫画家であることが味噌であり伏線となる。妻の描く漫画が現実と交錯して、後半は展開が二転三転とツイストして、さて真相は・・・と、ほろ苦い余韻が残る。女性はやはりシタタカで恐い。主要キャスト5名の配置とアンサンブルが素晴らしい。瑕瑾があるとすればダブルミーニングとは云えタイトルが長い。エンドロールで流れる「プラスティック・ラヴ」には少々思い入れあり。それにしてもオリジナル発表は37年前。うへぇ~年取るわけだな。
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魔笛

2021-09-12 21:23:32 | 演劇
9/12(日)曇り
7:00に一度覚醒。珍しく2度寝して8:45起床。長旅の疲れが出た模様。午前中は我が仔とのんびり散歩。午後、地下鉄を乗り継いで上野まで。駅前の東京文化会館(大ホール)にて《二期会創立70周年記念公演》のオペラを観劇。同僚の知人が出演者と云うことでチケットを安く譲ってもらった。さすがモーツアルトの代表作。宮本亜門の演出は、現代的な趣向(ゲーム感覚、プロジェクションマッピング、独自のギャグなど)が取り入れられ大いに楽しめた。ドイツでの海外公演も成功して凱旋再演だそうな。生のオーケストラ(読売交響楽団)の迫力と実力派の声楽家たちのアリア・デュエット・合唱に感心。その煌びやかな楽曲の数々にモーツァルトと才気が横溢している。初演から230年を経ても繰り返し上映され、その時代のスターを生み出す。良いものを見せて聴かせていただきました。終演後、アメ横の居酒屋で帯同者と合評会。19:30帰宅。我が仔と2度目の散歩。

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なばなの里

2021-09-12 10:55:54 | 旅行
9/11(土)晴れ
叔母宅の客間にて6:00起床。喉と腹筋が痛い。語りすぎ笑いすぎだろう。未明に一雨あったか路面が濡れている。20分ほど近隣散策。桑名市で最も辺鄙と云われる地域らしいが街道沿いにはコンビニ・ファミレス・マックもある。6:30叔父を供養する読経が始まる。49日までは朝夕続けるとのこと。7:00磯辺焼きと焼き鮭にみそ汁という朝食を頂く。デザートには自家栽培のイチジクが出てきた。初物なり。食後は従弟連中と古いアルバムを見て、これは誰だ、いつの頃だと大騒ぎ。昭和40年、叔母の結婚式に出席した我が兄弟たちの幼き姿に苦笑。11:30ナガシマリゾート内にある≪なばなの里≫の飲食店(とんかつ)でヒレカツ・オムライスの昼食。かかっていたソースが名古屋名物あんかけスパと同じなのにニンマリ。食後に園内散策。記念撮影。14:00叔母宅を辞して伊勢湾岸自動車に乗って豊田へ向かう。新東名・岡崎SAで末弟と合流。豊田市内を案内してもらい16:00甥っ子の社宅にて生後1年の次兄の孫と初対面。17:00老舗ウナギ店で早めの夕餉を馳走になる。奢られたうな重3,960円也の味は格別なり。18:00岡崎SA にて実弟とその家族と別れて渋滞もなく3時間ジャストで実家着。30分の休憩をして22:00自宅着。玄関に飛び出してきた我が仔と散歩。10県にまたがる総走行距離1,125㌔。山のようなお土産を貰い、それ以上の親族との密度の濃い交流に心温まった二日間であった。
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墓参り・弔問

2021-09-12 10:15:04 | 旅行
9/10(金)晴れ
事前申請(計画)通り休暇取得。実家の居間で4:00覚醒。義姉が振舞うたっぷりの朝食を摂って5:00出発。練馬ICから関越自動車道に乗って、途中トイレ休憩1回、9:00父母の眠る菩提寺到着。小一時間みっちり墓掃除をして献花・焼香・善言讃詞奏上 。若い住職と30分世間話。寺の檀家は140軒内外と減少の一途。実はこれこれ云々と本堂の改修などの費用負担としてまとまった額の寄進要請あり。10:30寺を後にして長岡IC経由北陸自動車道を400㌔快走。11:30途中のサービスエリアでわかめ蕎麦の昼食。木之本ICで下車して一般道を関ケ原・養老経由で桑名に入る。17:30叔母宅到着。2週間前に亡くなった叔父(享年85)の遺影に焼香。長兄ほか従弟の面々続々あつまる。19:00長島温泉・花水木へ出向き大浴場にて入浴。緊急事態宣言の影響で利用者は我らのみの貸し切り状態。20:00街道沿いの飲食店は皆々早仕舞い。テイクアウトのカレーを買って長兄宅で遅い夕食。叔母宅に戻って深夜12時まで故人の思い出を語り合う。還暦を過ぎたころから認知症が始まり、最後の7年は施設で過ごしたそうな。市役所の収入役まで勤め、10年前には叙勲もして子・孫に恵まれ豊かな生涯だったことだろう。
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高級豚肉は冷しゃぶに限る

2021-09-12 09:58:54 | グルメ
9/9(木)雨後曇り
寝坊して8:45起床。午前中は強弱ある降雨あり。昼まで真面目にお仕事。午後、雨あがりに我が仔と散歩。汚れた四肢と腹部のみシャンプーしてシャワーを浴びせる。半身浴ならぬ半身洗浄。更には愛車の洗車とワックに2時間。車歴13年とは思えぬ光沢が出て美観なり。清掃・清浄は対象物のためならず、自身の魂の浄化となる。夕刻、実家へ出向く。夕餉を馳走になる。義姉の手料理に舌鼓を打って暫し談笑。23:00翌日に備えて早めの就寝。

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映画とは退屈な部分がカットされた人生である

2021-09-08 19:52:20 | 日記
9/8(水)曇り一時にわか雨
7:00起床。肌寒い。我が仔と散歩。8:00パソコンの電源を入れてリモート開始(つまり出勤)。給料泥棒のような怠惰な同僚を糾弾する檄文を関係諸氏へ同時発信。嘱託と云うポジションは気楽で良い。直属の上長はノイローゼ気味であると仄聞する。10:00駅前のファミレスへ移動してモーニングセットを摂りつつ一日の業務を終了。12:00帰宅。我が仔と2度目の散歩。日中に出歩けるのはありがたい。午後は床掃除やら読書やら夕餉の下拵えやら買い物やら何やらかにやら。いつの間にか外は黄昏どき。陽が短くなった。小雨のぱらつく中、我が仔と3度目の短い散歩。夜は週末にかけての計画を実兄とライン電話で協議。無味乾燥なるかな平凡な一日。タイトルはヒッチコックの金言。
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キッチン用水栓総費用決算

2021-09-07 19:40:08 | 日記
9/7(火)晴れ時々曇り
久々の晴れ間。気温も25℃と心地よし。6:30起床。散歩、仕事。9:00水道屋の若い衆が約束の時間通りやってきた。20代のイケメンで先日の排水洗浄の作業員といい、水回り業界には色男が集まるのか。前日アマゾンで手配したTOTOの水道栓(定価57,200円のところ18,600円)は到着しており、早速作業に取り掛かってもらう。工事見積は19,000円。自宅を新築した23年前から交換することなく良くもったものである。但し作業は難航してどうしても内部に通じている3本の管のうち1本が切断できない。近くの倉庫へ道具を取りに行き30分の小休止。小型のチェーンソーのような工具でようやく取り外し完了。次いで温・冷ふたつの元栓の蛇口も傷んでいるので変えた方が良いとの提案を受けてこちらの見積は器具・工賃含めて20,000円。渋々承諾。約3時間かけてお会計(税込)42,900円。調達器具と合わせ61,500円也。ハウスメーカー、近所のリフォーム店、家電量販店での水道栓単体交換の概算見積金額(器具・工事費・税含)は、各80,000円超・50,000円超・40,000円超と云ったところだったが、元栓交換も併せて出来たので良しとするか。最後に技量は未熟だったが熱心な若い衆にチップ(クオカード)をはずむ。我が仔と2度目の散歩を終えて遅い昼食に特製味噌ラーメン。夕方、駅前のファミレスで甘味摂取と読書。公園を周回して帰宅。夜は大規模修繕の見積検討。金のかかることばかりで頭が痛い。いっそ田舎に越して中古のマンションでも買うか。
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アマニタ・パンセリナ

2021-09-06 19:50:18 | 書籍
9/6(月)曇り時々雨一時にわか天気
曇天の週明け。時折降雨。涼しいのは助かる。散歩、朝食、真面目に仕事。10:00リフォーム会社の営業あらわる。懸案の外装・屋根・防蟻など総額高級外車1台分の見積もりを持参。1時間半にわたって積算根拠の仔細を聞く。まぁつまりは大手だから安心料ですよ、と口では云わずとも顔に書いてある。相見積りは最低2社から取る、と牽制すると少し勢いが静まった。さてさてどうする。午後は遅い昼食を摂って我が仔と2度目の散歩。夕方、カフェで一服。中島らものエッセイ集を再読。 睡眠薬、シャブ、アヘン、合法幻覚サボテン、咳止めシロップ、毒キノコ、ハシシュ、大麻、LSDなど体験したドラッグについての蘊蓄と警句の数々。名著≪今夜、すべてのバーで≫は自身のアル中体験談であるが、これはラリ中でもあった作者の露悪的なドラッグエッセイである。その情報量(国内外の専門文献や体験本)が半端でない。人間が依存するのはドラッグばかりではない。そして何かに依存しない人間はいないだろう。破滅・退嬰的な内容にもかかわらず独特のユーモアに救われる。真面目な生活者としての一面も窺い知れて興味は尽きない。秋の夜長に備えて≪ガダラの豚≫と≪永遠(とわ)も半ばを過ぎて≫を再読するために書庫から取り出す。

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テーラー 人生の仕立て屋

2021-09-05 20:02:20 | 映画
9/5(日)曇り
終日曇天一時にわか雨。敢えて目覚ましをセットせず、何時に起きるか試したら7:00ジャストの自然覚醒。それくらいに起きたら良いか、と思っていたので体内時計と云うのは大したものである。まず散歩、次いでファミレスで朝食&新聞精読。周囲は8割が常連と云ったところ。隣接するシネコンで10:20上映開始のギリシャ(ドイツ・ベルギー合作)映画を鑑賞。キャパ50弱ゆえか場内中高年層でほぼ満席。アテネでテーラーを経営する父と息子。スーツを仕立てる者も稀になり商売は左前。ローンの返済も滞り廃業寸前。息子は起死回生に移動営業を行い、ひょんなことからウエディングドレスを手掛けることに・・・。ギリシャ製作(監督・役者もギリシャ人)の映画って過去には、古くは≪日曜日はダメよ≫とかテオ・アンゲロプロスの≪旅芸人の記録≫≪永遠と一日≫、最近では≪ロブスター≫≪聖なる鹿殺し≫を撮ったヨルゴス・ランティモスが同国出身だった。かの国の業界事情には不案内であるが、今作の女流監督(シナリオも)の簡潔な劇構成と繊細な演出力は見事なものである。主人公を支える隣家母娘の配し方など心憎い。アテネ市内の日常描写と拘ったであろう生活音とサウンドトラック、説明的なセリフがほとんどなく無声映画の喜悲劇を彷彿とさせる。けっして豊かではない人々の生活もカラッと明るい。パリッとスーツを着こなした年寄たちの粋なこと。ストーリーはメルヘン調に進むが、要所にビターな現実が立ちはだかる。これは良いもの見せて頂きました。大満足で小屋を後にする。帰宅して2時間かけて洗車。夕刻、我が仔と2度目の長い散歩。夜は読書に徹する。


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シャン・チー/テン・リングスの伝説

2021-09-04 20:16:23 | 映画
9/4(土)雨時々曇り
昨日同様、終日雨が降ったり止んだり、時折激しい雷雨となる。6:15起床。雨脚激しく30分寝床で静観。ほどなく小休止の隙に我が仔と散歩を無事終える。7:30ファミレスで朝食&新聞精読。8:45シネコンで昨日から公開の米国大作を鑑賞。場内コロナシフトとはいえほぼ満席。マーベル・スタジオ(MCU)フェーズ4の新ヒーロー誕生作。キャスティングでも解る通り、全面に中国テイストを押し出した稀有壮大なファンタジー・アドベンチャー。日本アニメなどのオマージュも感じられるが、驚いたのはトニー・レオン、ミシェル・ヨー、 ベン・キングズレーなどの豪華脇役陣。監督が≪ショート・ターム≫などインディ系のデスティン・ダニエル・クレットンというのも意外性あり。壮絶なバトルの必然性は感じられなかったが、龍やら九尾の狐、麒麟、朱雀、そのほか伝説上の動物も極彩色で総覧。統一性があるようでない雑多で圧倒的な世界観もここまでCG・SFXで造り込んであれば文句はない。ラストのイーグルスの≪ホテルカリフォルニア≫の使い方には呵々大笑。豪華食材をふんだんに使った寄せ鍋のような快作。昼に一旦帰宅して我が仔と2度目の長い散歩。夕方はジムでエクセサイズとサウナ。体重1キロ減。夕餉を駅前の定食屋で孤食。夜はひたすら読書。


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恐竜が教えてくれたこと

2021-09-03 19:42:43 | 映画
9/3(金)雨時々曇り
終日小雨が降ったり止んだり。8:00起床。散歩ができないと2度寝して怠惰なり。午前中に課題を終わらせ、ゆっくり昼食の準備。特製サンドに何を挟むか思案。テレビニュースが首相退陣を報じていた。たった1年で中途半端に国政を投げ出して開いた口がふさがらぬ。そろそろ再度の政権交代が必要と思うが、これだけ政治不信が極まり、5割近くが無党派層であれば保守勢力はまだまだ安泰だと思っているのだろう。民意も舐められたもんだが、政治家を馬鹿にした結果がこれである。どっちもどっちだろう。午後に雨の小休止を狙って我が仔と2度の散歩。夕方は単身で公園を一周。合間にカフェで一服。夜はアマゾンプライムにて2020年製作のオランダ・ドイツの合作を視聴。英国生まれのオランダ人女流作家アンナ・ウォルツの原作小説(児童文学)あるようだが未読。家族で夏のバカンスにきていた11歳の少年サムと島の少女テスとの1週間を描いた淡いお話。大人でも子供でもない二人が、互いに惹かれ合って孤独や家族を想う。90分弱と云うベストの尺で過不足なく起承転結が展開して、緻密な構成と相まってラストの大団円で幸福な心持となった。オランダ北部の孤島のロケーションも素晴らしい。これは良く出来た佳作だと思ふ。邦題はセンスなし。原題≪My Extraordinary Summer with Tess≫の直訳≪テスとの特別な夏≫で良いのではないか。誰もがいろんな経験をしてオトナになってゆく。
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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像

2021-09-02 19:52:49 | 映画
9/2(木)雨
終日降雨。灼熱の残暑から一転肌寒い。出勤して疲れたのか寝坊して8:00起床。散歩に行けない朝は体もなまる。朝食の後、床にワックスを塗る。昼食に特製九州拉麺。汗もかかずおいしく頂く。夕方、近所のイエローハットへ出向く。2か月後の車検に備えて見積もり依頼。細かな消耗品・油脂交換は別としてタイヤもひび割れていると云う。4年経過しているのだが年間走行距離5千キロ程度がかえって良くないらしい。車は走ってこそ機能を満たす。大学初任給ほどの見積金額が出て少したじろぐ。帰宅してアマゾンプライムにて珍しいフィンランド映画を視聴。頑固な老画商が作者不明の肖像画をオークションで落として・・・と云うミステリー仕立ての美術映画。娘や孫との葛藤、同業者との友情、憎々しいライバル画商との対決、そして絵画の真贋は・・・。低予算、スター不在の北欧映画であるが実に味わいがあった。幕引きも良し。19世紀後半に活躍したロシアのイリヤ・レーピンのことも知りお勉強になりました。

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少年の君

2021-09-01 21:09:13 | 映画
9/1(水)曇り時々小雨
長月朔日。気温もグッと下がってエアコン要らず。残暑がナイフでスパっと切られたような涼しさ。6:00起床。散歩と軽食。出勤日ゆえ駅へ急ぐ。7:40奉公先到着。IT機器の棚卸や文房具の発注、拡材(ノベリティ)の要求書作成など雑務をこなして、昼食は仕事の尻拭いをしてやった同僚に奢らせ鯖味噌煮定食を馳走になる。15:50定刻退社。新宿で途中下車して武蔵野館で中国・香港合作映画を鑑賞。サービスデーゆえ満席(定員83人)。本国では200億を超える興行成績だったそうで、国内の賞は云うに及ばずオスカー(国際長編映画賞)にもノミネート。監督は香港の名優エリック・ツァンの息子、デレク・ツァン。原作はオンライン小説らしいが未読。チンピラと優等生女高生の純愛をメインに、いじめ・受験戦争・貧困・格差などの社会問題が織り込んまれている。大学受験者数が1千万人内外と、その苛烈さは邦家の比ではないだろう。貧しくても能力や努力があれば、チャンスは均等だというのは科挙制度の昔から変わらず。ストーリー自体には新味ないが、演出・脚本(構成)が良く、主演ふたりチョウ・ドンユイとイー・ヤンチェンシーの演技が素晴らしい。特にドンユイは三十路近くにも拘わらず高校生にしか見えない。10年前のデビュー作(チャン・イーモウ監督)から清廉さは変わりませんな。要所(決め処)の俳優陣のテンションが高く、高層ビル群と猥雑なダウンタウンの全景(対比)や学校生活での細かなショットなど絵造りが実に巧い。これには痺れました。余韻に浸って新宿の裏通りを散策。20:00帰宅。我が仔と2度目の散歩。
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