読み終わる。最後は(えっ!こんなのあり?)とビックリする、けどホッとする。
しかし、なんというDNAなんだ!
このままSFになるのか?と思ったら、作者のスティーグ・ラーソンは若い時SFファンクラブの会長だったのね。
で、3部まで執筆して出版社と契約後、心筋梗塞で50歳で死亡。その後、3部作がベストセラーになったらしい。ドラマみたいな人生だ。でも、本当かな?
「屋根裏部屋の花たち」シリーズの、V.C.アンドリュースも死後、クローゼットから書きためていた小説が見つかったとあとがきに書いてあったけど本当?
子供の頃によんだポプラ社の南洋一郎訳の「怪盗ルパンシリーズ」のあとがきで、「今回の話は、パリの古本屋で発見された」とか、もっともらしい物語が語られていて、子供心に(この「あとがき」も物語の一環だろう)と信じなかった。
学生の頃、編集プロダクションでバイトしてた時、実際はいない人間をでっち上げて、その人が“著”でもっともらしい実用本を作り上げてたからなあ。クイズ番組から出演依頼がきて、しょうがないんで社長が成り済まして出演したっけ。
大人になると、素直な心を失うわい。
明日、3の上下を買うと思う。