映画の日に観た。が、IMAXシアターで3D上映のため、映画の日の恩恵は全く受けない2,200円という料金なので、ダダっ広い映画館に観客は5名だけ。
「パイレーツ・オブ・カリビアン~生命の泉~」の予告編が、IMAX3D版で観られたのはラッキーだった。
中学になったばかりの頃、男の子は皆ブルース・リーのマネをしていたので、TV版「グリーン・ホーネット」の知識はある。だから、1960年代のリメイクだから、カトーが加藤でなくで、チョウとかチャンとかと同じ中国人扱いなのもしょうがない。上海生まれのバリバリの中国人だ。
で、主人公二人のすごい所は、正義感溢れるヒーロー気取りではなくて、毒を持って毒を制するスタンスのヤンチャ坊主二人組って所だ。「キックアス」の高校生以下のモラルのなさだ。
金持ちの、体ブヨブヨのバカ息子と、天才なのに才能を持て余した中国人が、兄弟のように二人で楽しく遊ぶ映画だ。
体を張ったアクションは、最初の出動の時と二人の喧嘩シーンだけで、後はカーチェイス、カーアクションでいろんな物を壊しまくる!
バリバリの、おバカコメディアメリカ映画だ。
でも、キャストがすごい! まあ、Yahooの映画のキャストを観て、初めて気が着いたんだけど・・・。
最初に、こっちが悪役かと思った、威勢のよいいい演技してたのが、今度のアカデミー賞主演男優賞候補のジェームズ・フランコ君ではないか! 見事だ。
で、本当の悪役。人の言う事がトラウマになったり、グリーン・ホーネットに変に影響される、オカシナ奴が「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ヴァルツだったんだけど、今回は迫力なかったなあ。役柄を食う感じがなかった。
そして、エドワード・ファーロングが出てたらしいんだが、どこに? まさか、ヤク製造ラボの責任者役ですか? 分からん。 あんな美少年だったのに・・・。
キャメロン・ディアス(これはYahoo見なくてもさすがに分かったが)は、主人公二人と同年代の無名の女優さんでも良かったのでは? さすがに、どう見ても、はるかに年上なんだもん。若く見えるジェイ・チョウが熱を上げるとは思えん。
まあ、ストーンズやヴァン・ヘイレンがガンガン流れて、ドンドン物を壊していくという、疲れたサラリーマンが頭空っぽにして観るには、良い映画でした。