「ハングオーバー」の監督トッド・フィリップスと、変態義弟のザック・ガリフィナーキスに、ロバート・ダウニー・Jrが加わった、ロードムービー。
「ハングオーバー」を一緒に楽しんだ友達と行った。
ブラッドーリー・クーパー並みの目の保養キャラはいなかったのでニンマリ笑いはできなかったけど、それでもやはり「イヒヒ」笑いが出てしまった。
今回は、前の4人よりさらに子供っぽい性格のピーター(ロバート・ダウニー・Jr)が、イーサン(ザック演じる、ハングオーバーのキャラと同じ設定)に関わったばかりに次々と災難に見舞われる。
けど、ピーターもかなり高飛車ですぐキレる嫌な奴なんで、知らない土地で身分証明書と金がないおかげで、「地位」やら「建築家」やら「セレブ」と言った肩書がなくなって、単なる「個人」として見られるため、ボコボコにされる。車椅子の人にガンガン殴られ、運転させてたイーサンが居眠りして事故って左腕と肋骨を折って、銃で撃たれた上に傷口にゲロを吐かれる。が、嫌な奴だから、自業自得なんで笑える。
日本人観客に評判の悪い、ザックと犬のサリーの○○○ーシーンは、「トイレ言ったか?」と聞かれないとトイレに行くのを忘れる位の男の「子」だから、寝る前に○ン○ン持たないと眠れないって感じで、私も友達も許せてしまう(イヒヒと笑える)のは、年齢を重ねたおばさん故か。
コーヒーを飲んじゃうシーンや、クルマの中で大麻の煙でいぶされて、窓の外にスターボー(星の虹)が見えたり、小遣い稼ぎにアメリカ人に嫌がらせするメキシコ人の国境警備員からの脱出のとか面白かったぞ。
グランド・キャニオンでもっとヒネリがあるのかと思ったら、普通に感動的だった。
ジェイミー・フォックスとロバート・ダウニー・Jrの絡みがなんかうまくいってないように見えたのは私だけ?
ザックのキャラ、悪意のある奴じゃないけど、絶対関わりあいたくないよなあ。クスリ大好きだし、変態だし。
今回の、アブナイスターのカメオ出演は、チャーリー・シーンだった。私、お父さんのマーティーン・シーン、70年代「白い家の少女」とか「カサンドラ・クロス」の頃大好きだったのよねえ。今じゃあ、アブナイ奴のお父さんかあ・・・。