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旅行やら映画やらの独り言

「ハドソン川の奇跡」

2016-09-11 19:47:54 | 映画
試写会にて鑑賞。IMAX。IMAX用のカメラで撮影したらしい。

鑑賞後1週間位暗い気分だった「アメリカンスナイパー」が前作の、クリント・イーストウッド監督だったけど、今回はハッピーエンドと分かってるついこの前の(2009年)事故だから、安心して見られたよ。


地味だけど、良品です。佳作です。  

事故自体を扱ったパニック映画かと思ったら、実際バードストライクから208秒でハドソン川着水(調査委員会は墜落と表現)、着水後24分で全乗客・乗員救助完了!というスピード事故。なので、事故調査委員会との攻防がメイン。まあ、飛行機1機ダメになってるし、機長・副操縦士含めて155名死んじゃうかもしれない事故だったから、調査委員会だって厳しく審査するのはしょうがないよなあ。



155名を救ったヒーローとして乗客やマスコミに称えられながら、委員会では吊るしあげられ、自分の家族には全く会えず・・・。奥さん役は、「ラブ・アクチュアリー」で足踏みして喜んでたローラ・リニーだ。委員会で有責となったら、職は失うから、奥さんと電話でローンの相談。
パイロット組合の仲間も頑張ったさ。



しかし、飛行機に乗るの、恐くなるよね。バードストライクだよ。相手は鳥だ。それが群れで飛んできて、両エンジン壊れちゃうんだよ。両エンジン故障というのはなかなかないらしくて、映画の中でも管制官やらいろんな人が「Both!」と驚いていた。その単語だけ、妙に響いた。



今、ウィキぺディアの見たら、トム・ハンクス演じた機長が57歳、アーロン・エッカート演じる副操縦士49歳。そして、CAが51歳・57歳・58歳!という、高齢クルー達。これじゃあ、慌てないわ。冷静だわ。年の功だわ。こんな年齢でも働けるんだ。そりゃ、機長のサリーも定年後を考えていろいろ事業にも手を出すわな。



エンドロールで流れていた実際の映像は、「2011年6月4日、カロライナズ航空博物館へ航空機の移送が開始され、同年6月11日に元機長を含めた元乗員、元乗客などを招待したパーティーが博物館で開かれた。」時の様子だった。だからCAの人達、みんなお年を召していたわけか。
なるほど。
が、しかし、クリント・イーストウッドは86歳だ! 50代60代なんて、彼にとったら若者か?
本当に、どこまで撮ってるのか。あうんの呼吸のスタッフが優秀なのか。曲の使い方もイーストウッドぽかった。








コメント
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