落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「サスペリア」

2019-02-07 22:33:14 | 映画
152分ある。そして賛否両論。



ルカ・グァダニーノ監督は、アルジェント版をリスペクトしてリメイクしたそうだが、主人公や学校の娘たちの名前が同じ位で、あとは全くの別物映画だと思うんだが。



まず、ホラー映画ではないし。たたみかけてくる恐怖感はない。
ストーリー的は、昨年末に観た「ヘレディタリー/継承」と似てる。



152分飽きずには見られるんだが、それは映画の本編からはむしろ浮いた感じのするクレンペラー博士の、生涯の話がどうなるんだろうと言う興味で。私が生まれたころの西ベルリンの舞踏(コンテンポラリーダンスというらしい)学校が舞台なんだが。西ベルリンから東ベルリンって、あんな簡単に行き来できたんだ!という驚き。



魔女達も、あそこまで力があるんだったら、マザー・何たら達の肉体の維持だけでなく、もっと世界征服とか考えればいいのに。記憶が消せるからと、無邪気に刑事の下着を脱がしてケラケラ笑ってて。力あるのにもったいないよなあ。ってか、主人公スージーの力も見抜けず、お馬鹿さんと言うか。見抜いてて未来を予測した、近眼の魔女はだから自殺したんじゃないかと思う。



スージーは、アーミッシュ出身で、自分の意志で魔女の巣窟の舞踏学校に来て、あっと言う間にオルガをバキバキにする位の力を身に着ける。スージーの力は、魔女とかじゃなくて、超能力って感じで、絶対『X-MEN』シリーズに参加しそうな雰囲気だ。そう、これから力を使って、何かをやらかしそうで、続編はSF映画として作った方が面白そうだと思うんだが。



スージーを演じたダコタ・ジョンソンって、「フィフティ・シェイズ」シリーズ(観てないけど)の女の子なんだが、いつの間にか図太い感じのする女になったなあと思ってたら。ええっ!ドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの娘だったのかあ。当然アントニオ・バンデラスは義父だ。知らなかったわい。

なんか監督と、3役こなしたティルダ・スウィントンの無駄な頑張り映画のような・・・。
本編に英語とドイツ語と、たまにフランス語が混じっているのが、なんか混沌とした映画内容を表してるような気も。



学校の建物も、そのうち取り壊せれてしまいそうだなあ。そしたら、皆、どこに行くんだろう?
コメント
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