落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「ニューヨーク 親切なロシア料理店」

2020-12-29 17:53:23 | 映画

シネスイッチ銀座の30日までの招待券があったから。正直、シネスイッチ銀座で上映する映画は苦手だ。シネスイッチ銀座の人、ごめんなさい。

ほのぼのとしたドラマらしいので観たのだが・・・。

正直、長い。115分らしいのだが、3時間位に感じた。なのに後半、どんどん都合よく話が進む。前半のじっくり丁寧に、ニューヨークでホームレスになる人の過程を描いてたのに。急に、ハッピーエンドだ。ええっ!いつの間に?

原題は、THE KINDNESS OF STRANGERS。なので、ロシア料理店自体は最初から出てくるけど、旦那の虐待から逃げてきた親子は、このロシア店になかなか住み着かない。原題の方がいい。親切なロシア料理店というより、お茶目なオーナー(ビル・ナイ)のロシア料理店という感じ。

働いた事もない。頼れる友達もいない。とりあえず、子供を連れて、ニューヨークに来たけど、お腹を空かせてコソ泥をするお母さん。なんか、作戦はなかったのか? なのに、急に裁判だ。いつの間にかスーツ着てるぞ。前半、あんなに丁寧に、着ている服で正体見抜かれたり、服を盗んだりする様子を描いてたのに。あれはなんだったんだ。

独身の働くおばさんの私は、むしろ看護師のアリスに共感。とは言え、ニューヨークの方があんなに一人者はいろいろ心無い事を言われるのか。良かった、私は。今の日本の都市部で生きてて。そしてアリス、「どーせ一人でしょ」と言われて夜勤も押し付けられてるのに、教会にもオフィスを持ってて、グループカウンセリングを主催してるし、ホームレスに食事を提供するボランティアもしている。これは、私にはできない。「ER緊急救命室」のキャロルみたいだ。偉いな、偉すぎるな。そして、最後は唐突にハッピーエンドを迎える。ふーん、そうかあ。

お母さんの、暴力旦那、見た目はカッコ良かったなあ。

アメリカの方が、子供への虐待にはるかに厳しいはずなのに。「ER緊急救命室」もそうだったし。なのに、旦那の職業が警察だと、あんなにただ、逃げ回らないといけないのか? そして、お母さんが子供と収容される施設が、日本の災害避難の体育館並みなんだが。日本のシェルターに入った事はないけど、ここよりマシだろうに。まあ、ニューヨークの暗部を描いてるからそうなんだろうけど。

あと、外にあれだけ雪が降ってても、あんな部屋であんな薄い毛布で寝てて平気なんだ。強いなあ。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする