監督はエドガー・ライトだ。お洒落でスタイリッシュで曲の使い方がうまい「ベイビー・ドライバー」で新しいファン層を獲得した監督だ。
でも、その前はサイモン・ペッグ、ニック・フロストと「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン」「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」を作って人だ。絶対、発想はいいけど、グダグダ感があるはずだ。
やっぱりあった。お洒落でスタイリッシュで曲の使い方がうまいけど(でも音量デカすぎ)、なんかグダグダしてる。正直私にはなんで、Yahoo!の評価が4.1を超えてるのか分からない。いじめっ子達も、ガキ臭い。現代が古臭い。
一応「ホラー映画」なんだが、なんだかロンドンのソーホーと言うよりジャパニーズホラーっぽい。ヒロインが、鬱っぽくなって、逃げ回るだけだからな? アメリカのホラー映画なら、ヒロインが武器を持って立ち向かっていくのにな。
ネタバレになるが
元々「見える」田舎から出てきた娘が、見て当然の部屋を借りたもんで、災難に巻き込まれるストーリーだ。60年代をオシャレに描いてるけど、サンディも田舎から出てきて、ソーホーを舐めてかかってそして・・・。
もう後半30分位は、怨念君達が集団で出てくるんだが、笑える。なるほど、サンディ、そうだったのね!あ~、お爺さんそうだったのね!という意外性はある。
だから、もっとサクサク削って、変なオシャレ感をなくしたら、もっと面白いホラー映画になったのに。ホラーじゃない方に行きたかったのかな?
主人公の現代を生きるエロイーズが、「オールド(OLD)」「ジョジョ・ラビット」のトーマシン・マッケンジー。1960年代のサンディが「ミスター・ガラス」「マロ―ボーン家の掟」「スプリット」のアニャ・テイラー=ジョイとこちらは私好みの女優さん。
二人とも、これからもがんばれ!