エミレーツ航空で、ドバイ経由でフランスに行ってた。まずは忘れないうちに、映画の感想。
羽田→ドバイ
①「オズ はじまりの戦い」
公開時見逃したので。ジェームズ・フランコが、カッコ良いからまっ、いいか、という映画。話は浅いけど、映像と色はきれい。
姉にいいように操られ、オズに弄ばれて、醜い魔女になってしまう、西の魔女セオドラ(ミラ・クニス)に妙に同情してしまう私であった。
で、ウィキッドになるのかな?
②「THE GUILT TRIP」
調べたら「人生はノー・リターン~僕とオカン、涙の3000マイル~」という邦題があった。
バーブラ(バーバラじゃないのか?)・ストライサンドとセス・ローゲンが親子、96分なので観た。ハートウォーミングな、ロードムービー。めちゃめちゃ面白い訳ではないけど、安心して見られて、最後はホロっとする。
バーブラ・ストライザンドは、ファニーフェイスなので、歳取ったけど、老けた感はあまりなく。子供の名前ねえ・・・。シェルブールの雨傘といい、現在の配偶者に知られたら大事件だけど、元恋人同士としてはうれしいよね。バーブラ扮する母親にはこの旅で出会いがあったのに、私にはこの旅でも出会いがなかった・・・。
ドバイ→パリ
③「Hansel and Gretel: Witch Hunters」 ヘンゼルとグレーテル
日本ではDVDスルー。コメディ&ホラー映画で、成長したヘンデル(ジェレミー・レナー)とグレーテル(ジェマ・アータートン)が魔女ハンターとなり、ファムケ・ヤンセン演じる魔女と戦う話。
なんでも演るなあ、ジェレミー・レナー。
楽しかったよん。
ジェレミー・レナーはボーゲンで戦うので、ホークアイ(「アベンチャーズ」)につながるのかと思った。ハンター仲間も増えたので、続編もできるんだって。でも、日本では公開しないんだろうなあ。
パリ→ドバイ
④「サイド・エフェクト」
これも公開時(と言っても1週間前)見逃したので。ソーダーバーグ監督だから、「マジックマイク」のついでに、チャニング・テイタムがあの役で出たのかな?誰でもいい役じゃん。あれ。
あと、キャサリン・ゼタ=ジョーンズも、なんかもったいない黒メガネだった。
窮地に追い込まれた精神分析医が、殺人事件のトリックを暴いて大どんでん返し!という、ストーリーなのだが、まあ、まどろっこしいズルズルした話運び。もっと、サクサクいけば、ラストもスカッとしたのにねえ。
ドバイ→パリ
⑤「42」 邦題:42~世界を変えた男~
これは、これから(11月1日)公開。
メジャーリーグ初の黒人選手と、彼を作り上げた会長:ハリソン・フォードの活躍を描く。黒人選手がメジャーリーグに必要という強い信念の元、レールを敷く会長と、差別の中、そのレールの上を結果をきちんと出して立派に歩む黒人選手。
エピソードなどを絞り込んで描いているので、分かりやすくて、見易い映画に仕上がってた。アメリカは広いねえ。北部と南部で、こんなにも違うんだ。また、黒人の奥さんも差別に負けてない。アカデミー賞有力!という触れ込みで、これから日本で宣伝するんだろうなあ。
確かにきちんとした映画だった。
ハリソン・フォード、演技派だった。でも、メイクの関係で老けてた。私には永遠のヒーロー、ハンソロなのに・・・。
⑥「The Purge」 ザ・パージ(粛清 とか 浄化)
ライフル協会みたいな団体が新政府となった、20年後のアメリカ。はびこる暴力・殺人を封じ込めるため、1年に1度、夜7時から翌朝7時までの12時間、ガス抜きとして正式に「殺人」認めた「ザ・パージ」というイベントが開催される。
最初は、ホームレスや低所得者層=黒人を狩りと称して殺していたが・・・という「42」を観た後は、ある意味、アメリカ映画の奥深さが感じられる。
だんだん、白人のセレブ層も「彼女との交際を反対する、俺を馬鹿にする彼女の父親を撃ち 殺そう」とか「最近、あの家庭、羽振りが良くて目障りよねえ。どうです?奥様。今度のパージに、殺っちゃいませんこと~」となって、狙われる一家の恐怖の一夜の物語。
って、こんな新政府になった時点で、まともな人間は他国に移住するだろう、ってか、こんな新政府ありえないでしょう。
自分の家族を守るため、狂気の宴に参加しそうになるけど、「暴力はいけない!」と正気にかえって、そして・・・なんだけど、そんなわざわざ気が付く前に、どこかに引っ越せよ!という映画だった。