晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

トイレ考

2013-05-19 06:43:04 | 八曽モミの木キャンプ場
ほとんどの家庭や各種施設では、当たり前となった洋式トイレ
更に便座暖房と洗浄機能は普通の設備となっている

子供に至っては生まれてから全ての用足しを
現代流のトイレでしか経験していない

しかし普通に暮らしている分にはこれでいいのだが
大震災など災害に遭遇した時、こんな便利機能の享受はまず不可能だ

前置きが長くなったが、山中の八曽モミの木キャンプ場はすべて汲取式です
公共下水から2km以上離れていては接続は不可能

15年前に個別浄化槽による環境に優しい循環式トイレを一部採用した
これは山小屋に設置するようなトイレであったが
真夏にはお客さんが多すぎて処理能力を超えてしまい断念する
これを汲取式の簡易水洗に切り替えて10年
数少ない洋式トイレとして現在に至っている
ただ多くの水が便槽に溜まるので汲取が絶えない



春でも先般の連休の前後には便槽を空にしないと用をなさなくなる

他は和式のいわゆるポットントイレなのだが
こういうトイレを経験しておくことが非常時に困らなくて済むのでないか
以前小さな子供が便器にはまったことがあった
腰掛け方式しか知らない子供にとっては
一種の恐怖感を覚えただろうが、これも体験による学習でしか会得できない

トイレの形状がどうあれ一番大切なことは
いつもキレイにしておくこととペーパーを切らさないこと
来場された女性同士で話す声が聞こえた
「トイレは昔のだったけど、すごくキレイで気持ちよかった」


コメント
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