晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

山法師

2013-05-30 06:42:46 | 山野草鳥獣花
そろそろ終わりに近づいたが、庭先では白く清楚な花が
訪れる人を迎えてくれた

家を新築した時に植えたから
10年余に渡って私たちを見守ってくれている
ただ昨年はこの中にスズメバチが巣をかけ大騒ぎになる



学名は  Cornus kousa(コーナス クサ)で
   Cornus : ミズキ属
   kousa : 昔の箱根の方言でヤマボウシを「クサ」と呼んだそうだ
 Cornus(コーナス)は、
 ラテン語の「cornu(角)」が語源で材質が堅いことからで
 赤く色付くハナミズキは人社会で言えば親戚にあたるそうな

いかにも日本的な呼び方である「山法師」は
中央の丸い花穂を坊主頭に
4枚の白い花びらを白い頭巾に見立て
比叡山延暦寺の「山法師」になぞらえたと言われている

1本の木にも接してきた人々の想いがあって
いわれを辿れば奥が深い
広い意味で言えば
何でもない暮らしの一コマが
人類の文化とつきあっていることになる

コメント
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