晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

百舌鳥の叫び

2022-04-22 06:11:10 | 山野草鳥獣花
4月20日からは七十二候の一つ『葭始生(あしはじめてしょうず)』でした。
葭始生とは葭はイネ科の多年草で水辺に広く自生しています。
この頃に葭が芽吹き始め緑一色に輝き始め、
秋には黄金色の穂が風になびきます。
若芽は食されたり、
成長後はすだれや茅葺の屋根などに形を変え、
人間との生活を深く結びつけてきました。

このところやけに雨が多い。
来週の予報は梅雨のように傘マークが並んでいます。
晴れたり止んでいる間を縫って畑にいますが、
ここ数日頭上で盛んに鳴く百舌鳥の動きに注目してみた。

一昨日ですが直ぐ下にいても逃げない。
下を見て何かを見つめているのか探しているのか。

昨日は雨模様だたっが鳴き方が異様だった。
「キチキチキチ・・・」
と他の小鳥と違うから直ぐに分かります。

 

よく見ると番です。
分かりにくいけど二羽写っています。

盛んに茂みの周りで鳴きながら、
あっちへ行ったりこっちへ行ったりしている。

草むらで何かが動いたなと追ってみると、
まだ飛べない小鳥が歩いていた。
捕獲してみたが自然に任せようと直ぐに放してあげた。
どうやら巣があるようで心配して警報を発しているのかな。
蛇に飲まれなければいいが・・・

しばらくして親鳥が餌の虫を口にしているのを見て、
雨だれの中夕餉の一時を過ごしているのを想像した。
人であろうと鳥であろうと、
親が子を見守り育てる「生きる」サイクルは一緒ですね。

< 雨降り百舌鳥夕餉の虫で団欒 >
コメント
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