晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

古種は発芽せずか

2024-10-14 05:55:57 | 野菜・果樹づくり
10月13日からは七十二候の一つ『菊花開(きくのはなひらく)』でした。
菊花開とは菊の花がさく頃のこと。
各地で菊の展示や菊まつりなど品評会も行われます。
菊には不老長寿の薬効があるとされ、
古来中国から伝播し重陽の節句には、
菊の花を酒に浮かべた菊花酒を飲む風習があったそうです。

畑やポットに種を蒔いて野菜を育てるのだが、
いつもどうしようか迷うのは前年に使って残った種です。
家庭菜園程度の野菜づくりには、
一袋も要らないのが殆どです。

今年も残っている種を多用したところ、
ダイコン・ホウレンソウ・レタス・ニンジンなどは、
殆ど発芽せず買いに走るはめに。



ネットで『種の保存法』を調べたら、
・低温・低湿度・暗所で保管
・ご家庭でおすすめなのは冷蔵庫
とあった。
そう言えば我が家は種の保管は夏用と冬用毎に、
空き缶へ入れているだけで常温保存です。

そもそも種袋には1年くらいの発芽期限が書かれており、
そのシーズンで使い切ることを前提にしている。
しかし種子寿命はネット記事によると、
5年がホウレンソウ・レタス・ブロッコリー・ナスなど。
4年がキャベツ・コマツナ・ダイコン・トマトなど。
結構長寿命なんだ。

更にこの記事ではその理由を、
種子は休眠しているとはいえ、
限られたエネルギーを使ってわずかに活動しており、
活動量を特に左右するのは温度・湿度・光とある。
専門機関では保存に適した環境条件をマイナス1°C、
湿度30%に設定しているとのこと。
温度と湿度が上がると種子は休眠から目覚めようと活動を始めてしまい、
温度が5度上がるごとに寿命が半分になるとも言われます。

これからは余った種を冷蔵庫で保存することにしよう。

< 古種生かすは冷暗の冷蔵庫 >

コメント
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