晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

ビッチュウを振る

2024-10-18 06:22:09 | 野菜・果樹づくり
10月18日からは七十二候の一つ『蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)』です。
蟋蟀在戸とは蟋蟀が戸口で鳴く頃のこと。
キリギリスでなくコオロギである説もあるそうです。
秋が深まるにつれて野山にいた虫たちも心なしか寂しくなり、
人恋しくなる気持ちを表現しているのかもしれませんね。

イチゴの苗を少しだけ買ってきました。
品種は『とよのか』と『紅ほっぺ』です。
3個買うと1個あたり200円ぐらいにしてくれて手ごろです。
 

今まで毎年ランナーから新しい苗を取って、
場所を変えて作ってきたが段々と実がつかなくなってきた。
そろそろ新しい苗に更新するかと買ってきた次第です。
どうせならもう少し買えばよかった。

さてどこへ植えようか思案し、
今年カボチャを作った畝が開いているのでそこを使うことに。
一畝だけなので耕運機を持ち出すのが面倒で、
久しぶりにビッチュウを振った。
定植は一雨降った後にしよう。

有機石灰・小糠・元肥えを撒いて耕したが息が上がる。
たかが7~8mの畝なのに70代前半の頃と比べても、
体力の衰えを感じます。
人の一生は誰一人知る由ないが、
1歳上の西田敏行さんの訃報に接すると、
もういつ逝っても不思議でない年代なんだと実感です。

因みに『備中鍬』をネットで調べたら、
備中鍬は江戸時代に備中(岡山県の昔の呼び名)の学者であった、
山田方谷が考案して生産販売された鍬とあった。
普段は『備中(ビッチュウ)』と言っています。
農家には必ず一個はあります。

< 秋ゆかば備中振り直ぐ息上がる >

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする