晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

鶫(ツグミ)

2020-01-19 06:18:59 | 人生
ちょっと冬らしい気候となってきましたが、
それにしても暖かい日が続く毎日です。

ニュースではお客さんが多い正月に雪が降らなかったので、
この先雪が降ったとしても経営が成り立たないため、
今年の営業を取りやめたとか。
自然を相手に生活の成りあいを作っている方には、
うすら寒い冬となっています。

毎年シベリア方面からやってくる冬鳥にとって、
日本の冬はどう写っているのだろう。
この冬やっと会えました。

ほとんど啼かないため「口をつぐむ」から訛って「ツグミ」と命名されたとか。
かっては最も密猟の餌食となっていた悲しい歴史があります。

一茶の句にこんなのが
『喧嘩すな あひみたがひに 渡り鳥』 

ここで「あひみたがひに」とは「相身互い」の意です。
同じ境遇や身分の人が、互いに同情し合い、また助け合うこと。
渡り鳥の主だった鶫を見て詠んだとも。

物言わずとも意は伝わるよと鶫に言ってあげたいね。

< 啼くまで待とう鶫の意太腹で >
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 凍てつく朝 | トップ | 款冬華(ふきのはなさく) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

人生」カテゴリの最新記事