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2016.10.19 『藤野富士』(651m)

 『豊見山』の登路から目の前に『藤野富士』が見える。

この辺りは円錐形の美しい山が林立している。

『豊見山』から「すずらんゴルフ場」の大看板があるT字路まで戻り、

それを左折すると国道へ。

右折すると「藤野聖山園」に向かう。

その「藤野聖山園」最上部、最奥まで車で進むと広い駐車場があり、

目の前が『藤野富士』の登山口となっている。

登山口の案内板はないが、ピンクテープが付けられておりすぐわかる。

そしてこの山にも夏道がつけられていることを知らなかった。

 

 「藤野聖山園」は大変美しい墓所であった。

小高い丘の上に整然と並ぶ墓石。

そこに古く汚れた墓地のイメージはまるでない。

もし人間に来世というものがあるとしたら、こんなところに墓を設けてもらえたなら、

死後も楽しく暮らせるだろうと思わずにはいられない雰囲気だ。

 

 だれもいない駐車場でインスタントラーメンの昼食を済ませ、入山。

ここも一歩山に足を踏み入れると、都会の雰囲気が一変し、

大都会札幌にいるとは信じられない。

そして間もなく妙な気がしてきた。

登山口は頂上から見ると北側にある。

ところが登山道は山裾を東から南に向かってどんどん巻いて行く。

登山道を開削するなら頂上に向かって直線的に付けるのが合理的。

「何故こんな遠回りをするんだあ?」と、首をかしげながら歩く。

そして結論を得た。

これは古い作業道を利用したためだと。

古くて雑草が生い茂り、かつてそこを林業関係の車が行き来した面影はほとんど残っていないが、

確かに道幅が広いところはある。

登山道がほぼ南側に回った頃、「あと1km」の案内板が現れた。

するとそれまでなだらかだった登山道が急登に変わり、グイグイ高度を上げる。

そして「あと500m」の案内板を過ぎると背後に南側の視界が開ける。

これはいい眺めだ。

紅葉に染まった野山が美しい。

そんな景色を楽しむとやがて頂上だが、こちらも『豊見山』同様、

頂上は樹木に覆われ、展望は利かなかった。

しかし下山時にまた南の風景を楽しみ、なかなか良い印象を胸に登山口へ。

登り40分、下り25分。

 

 これでこの日の5座を終了して早々と帰途についたが、

いやあ、いい日だったあ・・・

 

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2016.10.19 『豊見山』(579m)

 現在は便利なもので、ガイドブックにない山をインターネットが知らせてくれる。

そんな山の一つに登ってみた。

札幌市南区の藤野から「藤野聖山園」に向かう市道に入り、

1kmほど進むと右手に「すずらんゴルフ場」の大看板が目に入る。

そのゴルフ場に向かう道に入るのだが、「最初はこんなところに入っていいのか?」とためらった。

しかしそれで正解。

ゴルフ場に向かって進み、右への急なカーブを曲がり、

更に左へのまた急なカーブを曲がった先左側に草地の広い駐車スペースが現れる。

ゴルフ場までの間にそんな広い駐車スペースはないので、すぐにわかる。

そして駐車スペースの一番下側から道路の反対側に目をやると、

小さなピンクテープが付けられており、登山道らしきものが見える。

その登山道を入るとすぐに「豊見山登山口」の案内板が現れる。

 

 ここも前三山同様紅葉に彩られてはいるが、少々色合いが違う。

それはクヌギの樹林帯のせいだ。

クヌギの葉は茶色に染まる。

そして足元にはどんぐりが一杯!

この秋、山ではどんぐりが不作と言われ、冬眠前のヒグマが里に現れる確率が高いというが、

この山だけを考えると豊かなようだ。

クヌギの樹液はクワガタが好む。

暑い時期にはクワガタがたくさんいそうだ。

 

 紅葉をこれでもかというくらい楽しみながら頂上に至るも、頂上は樹林に囲まれ眺望なし。

次回は樹木の葉が全て落ちた頃に登ってみよう。

木の間越しに見える眺望が楽しみだ。

 

 登るときには気付かなかったのだが、下山時スキーリフトの残骸を目にした。

かつてここにスキー場が存在したことなぞ、全く記憶にない。

またひとつ未踏の低山を知り得たことに感謝して駐車地へ。

登り35分、下り15分

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