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2016.10.10 『北日高岳』(751m)

 日曜日に『0の山』を下ると、それまで雨時々曇りだった天候が、雨一辺倒になってしまった。

そんなときは日高町へ向かう。

日高町には車がすっぽり隠れて雨に当たらない場所がある。

大きな橋の下だが、この橋には雨天時の車中泊をさせてもらって、随分お世話になった。

過去には車ごと雨宿りをしただけではなく、そのそばでToshiがテント泊をしたこともある。

テント泊だって雨はまっぴらだ。

 

 月曜(祝日)の朝ゆっくり起きて、

7時50分、日高高原荘の駐車場をスタートした。

『北日高岳』にはスキー場以外に登山道がある。

この日はHiromiがまだ歩いたことのない登山道を登って、スキー場を下ることにした。

スタートして日高青少年の家に向かう町道を歩いていると、いきなり台風の被害箇所に出くわした。

沙流川に護岸が削られ、舗装道路が一部崩れ落ちていた。

本当にすごい豪雨だったことが伺い知れる。

 

 日高青少年の家と隣接する林道入口に入林ボックスがある。

それからしばらくは林道歩きだ。

紅葉は初期の状態だが、それでも気持ちを和ませてくれる。

前日「500回登山」を達成したHiromiの足取りも軽い。

いつもはバカ笑いをしているが、この日はニッコニコ!

  8時30分、登山口。

以前この登山口には何も案内がなく、最初に登ったときは、

「ここから入っていいんだろうか?」と、首をかしげたものだ。

登山道に入ると、どこの山とも変わらない樹林帯が続く。

そして紅葉もちらほら見えて飽きない。

そんな中を淡々と登り、

9時15分、頂上。

この登山道のいいところは、最後頂上に飛び出すところ。

全く視界がきかない樹林帯の中から、突然開けた日高国際スキー場に飛び出し、目の前に素晴らしい展望が広がる。

早速Hiromiが、「このコースいいですねえ!」と、「お気に入り」に追加。

しばらく頂上からのパノラマを楽しんだあとは、スキー場の急な作業道を下る。

すたこら下って、

9時55分、「日高高原荘」駐車場。

わずか2時間あまりの山行ではあったが、

前日から雨に当たりっぱなしだった我々にとっては、晴天の中を実に楽しく歩けて大満足!

 

 下山後夕張まで戻っていつものように『冷水山』に登り、「レースイの湯」に浸かって帰途に着いた。

その『冷水山』では雨+アラレに当たり、結局二日間で4山のうち、

雨に当たらなかったのが『北日高岳』のみ。

そんな時もあるが、この山旅では何と言ってもHiromiの「500回登山達成」が心に深く残った。

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