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2019.10.14 『無名山』(804m)~『沖里河山』(802m)  音江連山で紅葉を楽しむ

 

 月曜の朝、深川市の「音江連山」麓で目覚めると、

外気温は2℃だった。

先週は北大雪の標高700mほどのところで、

早朝2℃だったが、既にそんな低温が標高300mまで下りてきた。

5時に起床したものの、

もう夜明けが遅くてまだ真っ暗だ。

日が短くなっていくのは実に淋しい限りだ。

 5時55分、旧「鳩の湯温泉」そばの駐車地をスタートした。

そのころになると、もう明るくなっている。

登り慣れた音江連山へいつものルートをたどる。

『音江山』登山口を入ると、

木々は黄色く色づきいい感じだ。

そしていきなり急登が始まる。

この急登は529mの「剣山」まで続き、

一気に200mの高度を稼ぐ。

傾斜がきついので地面がよく滑る。

しかしこの日は落ち葉が地面を広く覆っていたので、

それがない時よりは滑らずに済んだ。

Hiromiは相変わらず元気で、

スタスタ登って行き、すぐに見えなくなってしまう。

周りの木々の葉は高度を上げるほどに、

緑中心から黄色や赤へと変わって行く。

それは「剣山」を過ぎると益々美しくなり、

次から次へとカメラのシャッターを切る。

紅葉は「剣山」と稜線までの間が最も美しい。

ただ稜線の「音江山分岐」までがまたきつく、

「剣山」からまた200m高度を稼ぐことになる。

7時ちょうど、稜線上の「音江山分岐」。

いつもはここで振り返って稼いだ獲得標高に満足する。

そしてこの山に近い深川市の人々は、

身近に素晴らしいトレーニングコースがあって羨ましくなる。

ところがこの日はHiromiが既に、

『無名山』に続く登山道を行ってしまっていた。

フツー稜線の分岐で休むべやあ!

いつかHiromiに殺される・・・

 ここの登山道を歩いていつも思うのだが、

常に草刈りがなされ、よく整備されている。

深川山岳会の方々のご尽力によるものと推察するが、

誠にありがたく、心より感謝申し上げたい。

整備された登山道歩きなものだから、

稜線に出てから草が濡れているのに、

ズボンの裾にまとわりつく草がなくて濡らさないで済む。

 アップダウンが続く登山道を進んで行くが、

空は快晴、空気は凛として張り詰めて、

とにかく気持ちが良くて快適だ。

 7時30分、『無名山』。

名がないことをこのように誇る山が他にあろうか?

頂上は360度視界を遮るものがないので、

すこぶる展望がいい。

表大雪や十勝連峰、それに天塩山地まで見えている。

その方角には前日登った『常磐山』も近くに見えている。

そして次に目指す『沖里河山』が目の前にある。

この後『沖里河山』までは小さなアップダウンを繰り返だけで、

大変楽な行程となる。

8時ちょうど、『沖里河山』。

こちらも展望がよく、頂上は展望台となっている。

無料の望遠鏡が備え付けられている。

 

この望遠鏡はその昔有料だったことを思い出し、

改めて本体を見てみて驚いた。

今は塞がれているが、10円の投入口の名残があった。

望遠鏡を覗くのにたった10円!?

いったいいつの頃のことだったのか・・・

 『沖里河山』からはイルムケップスカイラインを下る。

名前はかっこいいが、ただの林道だ。

この林道、前回訪れたときには通行止めのバリケードが設置されていたが、

今回は解除になっていた。

また、この林道の下りで見る紅葉が素晴らしい。

木々の葉だけではなく下草も色を染め、

まるで絵の具を流したよう。

そんな美しい風景の中を楽しく歩き、

9時10分、駐車地。

これで歩行距離がちょうど10km。

何度歩いてもいいルートだわあ。

Hiromiと二人、満たされた気持ちで帰途に着き、

帰宅が早かったので、いつもの「サイゼリヤ」も早い時間にGO!

 

※この日歩いたルートは、

 10月19日(9~13時)にトレランの大会が行われると、

 案内板が立てられていました。

 

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