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2019.10.20 『雨霧山』(509m)  紅葉街道を行く!

  夕張市の『雨霧山』には林道を伝って登ることができ、

その林道入口は夕張市と栗山側の二箇所となる。

私はこの両方からそれぞれ数度ずつ登ってきた。

頂上のすぐ下まで林道が続く上、

たいして展望も良くはないので、

マイナーで地味な山だ。

しかしそれは私が好きな夕張の山であり、

自宅から近い距離にあるのがなんといっても良い。

またこれまではいつも11月の雪が降りだした頃に登ってきた。

そしてその度に落葉樹が多い「雨霧林道」沿線を歩いて、

紅葉の時期には美しい景色が見られるだろうと想像していた。

今回はこの時期に紅葉への期待を込めて登ってみることにした。

 

 今朝早くHiromiを迎えに行き、

夕張市清水沢の林道入口に向かった。

こちらから登るのは久しぶりだ。

林道入口の舗装道路が切れるところに路上駐車し、

7時05分、スタート。

ここは他の車が訪れることなぞほとんどないので、

路肩に駐車しても誰にも迷惑が及ぶわけではない。

  林道に入るとすぐに鎖で閉ざされたゲートがある。

林道の路面はドロドロだ。

200mほど歩くと分岐となるので、左手の林道を進む。

するとすぐに「雨霧林道」のゲートが現れる。

7時15分、「雨霧林道」ゲート。

この雨霧林道は熊の沢川に沿って伸びている。

林道入口から路面のドロドロが続いている。

今までそんなウェット感を感じたことがなかったので、

首をかしげたが、

考えるとこれまではもっと遅い時期で路面が凍結していたので、

表面がカチカチになっていたのだ。

辺りの木々の葉が赤や黄に染まる。

やはり期待していた通りの紅葉街道となっていた。

そしてこの紅葉街道を楽しむのは、

我々二人だけ!

なんとも贅沢ではないか!

紅葉は標高400m辺りが最も美しく、

今日はここを狙って正解だ。

ただ、路面は倒木や土砂崩れが起きたところもあり、

歩を進めるほどに荒れて行く。

現在は車両が通行することはできない。

それがまた歩いている我々には安心感となる。

  頂上が近付くと木の間越しに遠くの景色が見え出す。

そして標高490mで頂上の真下に到着し、

林道は最高標高点となる。

あとは約20mの標高を稼ぐだけだ。

但し、これまでは深い笹を漕いで頂上に立っていた。

ところが今回は踏み跡が有り、

軽く笹が切られていた。

つまり笹漕ぎの必要がなくなったわけだ。

濡れた笹漕ぎをするために雨具は用意していたが、

全く必要としないで登ることができた。

こんな地味でマイナーな山に登る人が増えてきたということか・・・

  8時30分、『雨霧山』。

この朝夕張まで車で走っていると、

空が暗くなり雨が降りだした。

そんな雨を心配したが、

入山してから雨に当たることはなかった。

時間が短く空腹感もないことから、

写真を撮ってそのまま下山を開始した。

そしてまた紅葉街道を楽しみながら下り、

9時45分、「雨霧林道」ゲート。

9時55分、駐車地。

狙い通りの成果に大満足し、

正午頃帰宅して後片付け。

早い帰宅は時間に余裕ができていい。

そしてこの後「サイゼリヤ」でゆっくりワインを飲むと・・・

俺って幸せだなあ!

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