北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2019.10.22 『クオベツ山』(506m) 新たな紅葉風景を求めて!
月曜日に『樽前山』から下山して、
千歳市で銭湯に入り、そのままHiromiを迎えに行った。
そして夕張市滝上地区から道々夕張~厚真線に入り、
道々が林道へと移行する手前で車中泊をした。
積雪期にこの沿線から数度登っている『クオベツ山』に、
今年の5月初めて無積雪期に登ってみた。
由仁町川端地区から片道10kmの林道を伝ってのことだった。
それを今回は逆の東側から、
同じく林道を伝って登ってみることにした。
時期的に狙いは紅葉だ。
この辺りは広葉樹が多いので、
さぞや美しい紅葉が見られるだろうと期待して挑んだ。
そして大正解!
私の体調が戻った。
毎年この時期に同じようなことをこのブログ上で綴っている。
私は毎年夏場に体調が悪くなり、
秋に入ってそれが回復していた。
「体調が悪く」、と言っても、どこかがおかしくなるわけではない。
何とも言い知れぬ不調が襲い、足が前に出ない。
それでよちよち歩きになってHiromiに置いていかれる。
しかしその原因不明の不調が、
どういうわけか秋が深まる頃に回復する。
今の会社でアルバイトをするようになって3年半、
この会社で7月から8月の中旬まで、
休みが週に一日しかなく、
そこでストレスを貯めることが要因ではないかと感じ始めた。
それでも今年はその間に高齢者となったので、
これはもう回復しないだろうと、
半ばあきらめていたのだが、
先日の『浦臼山』~『隈根尻山』を歩いたあたりで急に回復し、
急登やアップダウンもそれほど堪えなくなった。
私の体内のメカニズムが、
長い周期で不調をもたらしているのかもしれないが、
とにかく今年も元に戻って「ホッ・・・」。
火曜の朝6時20分、駐車地をスタート。
この駐車地で既に紅葉が美しく、
周りの山々も色とりどりに染まって、
林道歩行に期待をもたせてくれる。
歩き出してまもなく「ここから林道」と書かれた、
道路管理者の標識が現れた。
そして林道「厚真川線」が始まる。
最初は工事中で狭かった林道だが、すぐに広くなった。
周りの紅葉は期待通りだ。
しばらく行くと後方から大型ダンプがやってきた。
道端によけてやり過ごそうとすると、
目の前で停車し、私と同年代くらいの運転手が窓から顔を出した。
「どこまで行くのさあ?」
「クオベツ山に登るんだ」
「それって有名な山かい?」
「いやいや、マイナーで知られていない」
「ふ~ん、おっきいのはこれだけだから」
こんなやりとりだったが、最後の情報は助かった。
彼が言っていたのは、「大型ダンプはこれ一台だけだから」ということだ。
この情報が得られなければ、
ダンプは次々にやってくるものだと信じ、
落ち着かない歩行を強いられるところだった。
そのあと3台車が追い越していったが、
それはいずれも遥か先の方で行われている、
災害復旧工事の関係者のものだった。
それ以外にやってくる車は皆無だ。
林道は周囲のたまらなく美しい風景とは裏腹に、
路面が荒れてドロドロの箇所もあった。
あの大型ダンプもスタックの危険を冒して、
やっとの思いで登っていったようだ。
とにかく美しい林道を楽しく歩いて、
7時15分、Co.350で林道分岐。
ここに災害復旧工事のプレハブ事務所が設置されていた。
そして駐車地からここまでの道のりが4km。
分岐から入る林道にはその名が記されていないが、
おそらく西側から始まる「タモの沢林道」の東端となるのだろう。
ここまでも、そしてその後も林道は常に開けて明るく、
木の間越しに遠くの風景が見える。
これまで歩いてきた林道の中で、
この林道が一番楽しいかもしれないと、
Hiromiと話しながら歩いた。
それも紅葉が素晴らしいからと言うのも要因だが。
この後林道は地形図に載っている林道分岐もあれば、
載っていないものも現れはしたが、
判断に迷いが生じるようなものではなかった。
そして周りの植生が広葉樹から針葉樹に変わると頂上は近い。
8時05分、『クオベツ山』。
災害復旧工事事務所の分岐から3km。
駐車地からだと7kmの行程だった。
朝方は空気が湿った感じで澄んではいなかったのだが、
下山に入ると日が差してきて、
紅葉が一段と美しさを増した。
そんな中をまた写真を撮りながら楽しく歩く。
歩いているとHiromiが突然足で何かをへし折った。
更に続けるので確認すると枯れたセイタカアワダチソウだった。
「これ折るとペコッてなって気持ちいいんだ」
弱い者にはめっぽう強いが、強い者には逆らわないやつだ。
9時55分、駐車地。
いやあ、楽しかったねえ!
早くに帰宅できたので、この日の「サイゼリヤ」も早い時間に「乾杯!」