北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2020.4.5 『609m峰』(点名:北清水沢) 雪は融けて藪こぎだ
土曜日の夜から日曜日の朝まで降り続くと予報された雨は、
夜半近くにちょこっと降っただけで、
朝にはもうすっかり上がっていた。
更に日曜日は雨だ雪だと言われていたのも、
全くそんな様子はなく、
日が差す時間が長かった。
降らぬなら、降ると言うなよ天気予報!
日曜の朝Hiromiを迎えに行き、
夕張に向かって車を走らせた。
そして北清水沢の国道452号線脇に車を止めて、
「ワサビ沢」より入山した。
今回の『609m峰』は過去に二度登っている。
いずれも積雪期だったが、
三角点というものを意識していなかったので、
ただ地形図から拾って登ったものだ。
そしてその後夕張市における、
三角点を有する山に興味を抱くようになり、
改めて調べてみると点名が「北清水沢」となっていた。
地元の地名がそのまま点名になったようだ。
もうこの辺りは雪が融けてしまっているので、
藪漕ぎを覚悟で上下雨具着用。
7時55分、国道脇の駐車地から「ワサビ沢」に入った。
ワサビ沢は水量の少ない小沢で、
渡渉してすぐ正面の小尾根に取り付いた。
積雪期に登ったルートをそのまま辿る。
小尾根を登りきると広い尾根となり、
針葉樹林帯で薄暗い。
そしてそこはエゾシカのフンだらけ!
とにかくじゅうたんを敷き詰めたような、
誠にひどい状態だ。
いったい何頭のエゾシカが撒き散らしたものか?
そんなフンを踏みたくはないが、
避けきれるはずもなく、
救いは取り付き点のワサビ沢で、
ソールの汚れを洗い流すことが可能なこと。
薄暗い樹林帯を抜けると急に視界が開ける。
そこには北海道電力の送電線が、
東から西に向かって施設され、
その下を保守管理用の刈り分け道が続く。
まるで登山道のようで頼もしい。
この送電線下の刈り分け道を利用して高度を稼ぎ、
Co.400でそれを離れて笹薮に突入した。
なるべく密度の薄いところを狙うが、
なかなか手ごわい笹薮だ。
Hiromiが先を歩いて笹と格闘をする。
黙って見ていると良い方向にルート取りをしていく。
そして地形図上の「553mP」に上がると、
笹の丈が低くなるとともに密度も薄くなった。
ここからは楽しい尾根歩きで、
木の間越しに両側の風景が眺められる。
尾根はだんだん細くなり、
最後は細尾根歩きを経て、
9時20分、四等三角点「北清水沢」。
そこには積雪期だと掘り返すのが困難な標石が埋められていた。
やはり三角点というのは、この標石を確認するとホッとする。
下山は特に笹薮が登りに比べて大変楽で、
ここでも先を歩かせたHiromiが、
ほぼ正確に下山ルートを選んで下った。
ワサビ沢に下って登山靴をジャバジャバ洗い、
10時30分、駐車地。
短い行程ではあったが、
なかなか盛りだくさんの内容が詰まった楽しい山行であった。
やはり夕張の山はいい。
帰路でHiromiのところに寄り、
ハリアーのタイヤ交換をしてやった。
ハリアーの17インチタイヤは重くて、
交換するのが大変だ。
新車のジャッキを汚すまいと、
ジャッキ持参で出かけた。
俺ってえらいなあ!
そして締めは夕方「サイゼリヤ」!
この日ばかりはHiromiがご馳走してくれた、
「何でも好きなもの注文しな!」と言って。
でもいつもの質素なメニューしか注文できない小市民なのよねえ~