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2020.4.15 『冷水山』(702m)  Kaoruをスキー場へ案内

 今週も今日から休みに入った。

いったいいつまで続くのか?

誰しも思うところだが、

先が見えないというのが一番困る。

さすがに稼ぎの方が心配になってくる。

しかし休みがある以上登らないではいられぬ性分。

金が続く限り登り続ける。

そして今日は友人のKaoruに声をかけてみた。

すると個人事業主でフィットネスインストラクターのKaoruも仕事が減り、

今日は休みだということで同行することになった。

ランナーとして様々な大会に参加しているKaoruは、

若干山に興味をもちはじめているのだが、

まだ登山靴を用意するまでの意志はない。

それでランニングシューズでも登れる『冷水山』とした。

 濃厚接触を避けるため現地集合とし、

10時近くに「レースイの湯」駐車場をスタートした。

3月からレースイのホテルも温浴施設も休業に入ったままで、

辺りは人の気配がまるでない。

そんな中、スタートするなりエゾシカの集団が飛び出してきた。

これにはKaoruが大喜び!

「白いお尻がかわいい~」

私はエゾシカ=フン公害というイメージで、

どうにも歓迎する気にはなれない。

スキー場の滑走斜面を登りたいのだが、

初っ端からこの光景では斜面中フンだらけであろうと、

作業道を忠実に登ることにした。

ランナーのKaoruは私に歳が近いのだが、

ランナーでありインストラクターゆえ身が軽そうで、

その辺のおばちゃまたちとは身のこなしが違う。

こんなこと言ったら世のおばちゃまたちを敵に回してしまうかなあ・・・

 作業道はじきに残雪が現れ、

その後はミックス状態が続く。

Kaoruのランニングシューズは冬用なので、

表皮から染みた雪融け水で靴中を濡らすことはない。

雪融け時期のスキー場は本当に何もなく、

殺伐としていっそう広く感ずる。

そんな広い風景の中、

今日は風がひじょうに冷い上、

少々強めだったので体感温度が低い。

頂上付近はまだ結構な残雪に覆われていたが、

例年だとまだまだ豊富な雪が残るところだ。

ただ頂上の雪はすっかり融けて、

スキー場が設置したベンチが露出していた。

Kaoruにそこから見える風景、特に山の説明をする。

そして東にいまだ純白の姿をとどめている『夕張岳』が、

特に印象に残ったようだ。

 下山も登路と同じ作業道を下った。

駐車地に着いたのがちょうど正午頃。

約2時間の山行ではあったが、

Kaoruは楽しかったようで、

「またお願いします」と言い残して帰っていった。

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