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2020.4.23 『鬼首山』  長い休みが始まった!

 とうとう私の勤め先も休業に入った。

今日から5月10日までだ。

18連休!

22歳で社会に出てから最も長い連休となる。

しかし、もう高齢者なんだから、

そんな自由な時間を頂いてもいいだろう。

とにかくいくら時間を頂いても、

決してそれを無駄にすることはしない。

 今日はMachikoと休みが合ったので、

増毛山地を予定したのだが、

あいにくの天候のため夕張に変更した。

Machikoにとっては初めての山だが、

こんなマイナーな山でも地図を見て、

その存在を「恐ろしい名の山」として記憶していた。

 今朝夕張市沼ノ沢地区のアプローチ地点付近で合流。

9時40分、夕張川沿いの田園地帯に駐車してスタート。

スタート直後に眺める『鬼首山』は、

ほんの少し手を伸ばしただけで届きそうな感じがする。

とろがそこに足を踏み入れてみると、

見た目よりかなり奥行きがあることに驚かされる。

山というのは簡単に見えても偉大なものだと、

常々感じてきたところだ。

 田園地帯から林道に入るが、

この林道はすぐに廃道となり、笹の斜面に取り付く。

少しうるさいくらいの笹薮だが、

長くは続かずすぐ楽になる。

あとは下草がまばらで大変歩きやすい。

広くてどこでも歩けそうな樹林の中を登って行く。

シカ道が発達していて、

まるで登山道ではないかと思えるところが随所ある。

そんなシカ道ができるほど生息数が多いにもかかわらず、

他の生息域よりフンが少ないのはどうしたことか?

まあ、フンなんてものはない方がいいのだが。

Co.400辺りから笹が現れて、

アッという間に密度を増す。

頭まで笹に飲まれて苦労するところだが、

この度はまだ雪が残っていたので、

それをつないで登っていくと笹を回避できた。

そして垂直に近い急登を経て、

11時15分、Co.590で稜線に上がった。

手をついての急登なのでホッとする場面だ。

木の間越しの風景をしばし眺めて稜線上を北上する。

背丈が低くさほど気にならない笹をかき分けて進み、

11時25分、『鬼首山』(二等三角点:紅葉山)

このとき突然アラレが降り出した。

落ち着かない天気だ。

そんな中で昼食を摂り、

しばしおしゃべりをしてから下山を開始。

まだ時間が早いので、

稜線から登路より一本南側の尾根を下った。

なかなか変化があって面白く、

沢筋まで下ってから笹の中をトラバースして戻った。

笹漕ぎなぞ慣れていないMachikoだが、

藪漕ぎは嫌いじゃないと言う。

その言葉通り楽しみながら歩いていた。

13時20分、駐車地。

天気はパッとしなかったが、

夕張の山に楽しませてもらったことに感謝!

 

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