北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2020.4.25 『砂金山』 (387m) 雨の狭間を狙う!
土曜日の午前中夕張まで戻ったものの雨が強くなり、
車中で居眠りはじめグダグタと過ごした。
とにかくモチベーションが上がらず、
どうしようかと思っていると、
なんだか雨が上がりそうな・・・
それで夕張の新たな三角点を有する山を目指すことにした。
そして時間的に手頃な「砂金山」へ。
地形図のコピーは種々用意してある。
当初から予定していたルートのアプローチ地点である、
夕張小学校そばに着いてみると、
目の前には急峻な斜面を深い笹が覆っていた。
「こりゃダメだ」と、次なるルートを探る。
そして市道と農道をつなぎ合わせて、
『砂金山』のすぐ麓まで近付いた。
11時10分、農道脇の駐車地をスタート。
一段上の大地に上がった。
すると目指す『砂金山』がすぐ近くに見える。
ところが間もなく笹原に突入。
これがなかなか手強い。
密度が濃い上、下方向に向かってたおれこんでいるため、
体に突き刺さってくる。
そんな藪こぎとなるときは、
Hiromi が巧みに先頭を避け、
「Amigo 様、お願いします」と言って退く。
「このやろーっ!」
硬い笹を漕ぐ漕ぐ!
ここでも手強い笹は高度を上げるほどに薄くなる。
Co.380で目指していたピークくに上がった。
しかし最終ピークはまだその先だった。
稜線上の尾根に上がると笹が薄く、
まるで荒れた登山道を歩いているようだ。
最後は楽しく歩いて、
11時50分、『砂金山』(四等三角点:砂金沢)。
そこには木にくくりつけられた標識があった。
どなたかが施設されたものだが、
その高さから推測し、
積雪期だったものと思われる。
これと同じ形式の山頂標識を、
これまでにも『空池山』、『仲勃山』、『湯ノ沢山』等で目にしてきた。
どなたかは察ししかねるが、
もう随分各地を登り歩かれて、
今は里山の三角点に記しを留めおこうとされていると推測する。
思いがけない山頂標識に温かいものを感じた。
下山も登路と同じルートを下り、
笹も漕ぐのだが笹の倒れる方向が下方なので、
スイスイ下れる。
そして12時20分、駐車地。
雨の狭間で絶妙な山行だったことを自負!
まだ時間は早いので、Hiromiが忘れてきたスマホを自宅まで取りに戻り、
それから追分まで走って「ぬくもりの湯」で汗を流した。
その後栗山町と夕張市の境界で車中泊。
この夜はひどい雨模様となった。
2020.4.25 『532m峰』(点名:王古丹) 雨が降り出す前に・・・
週末金曜の夕方Hiromi を迎えに行き、
夕張から石勝樹海ロードを、
日高町方面に向かって走ったが、
どうも天気予報が良くないので、
福山で足を止めて車中泊。
夜中に寒くてよく眠れなかった。
また3シーズン用のシュラフに替えたのだが、
起きてみるとマイナス1℃。
まだマイナス気温になるんだなあ。
土曜の朝起きても予報は変わらず、
いつ雨が降りだしてもおかしくない。
こんな日は短い行程に限る。
それで車中泊地から直近の「王古丹」に登ってみることにした。
7時30分、石勝樹海ロードのヘアピンカーブが二つ続く部分の、
上のカーブの円内にある広い駐車帯をスタート。
国道を横断した地点に、
地形図にはない林道入り口があった。
最初から笹を漕ぐつもりだったので、
林道の存在は実にありがたい。
しかもそれを200mも歩くと、
広い広い伐採跡に出た。
実にいい風景だ。
伐採地の中の作業道を登る。
その背後には『坊主山』の雄大な風景が広がる。
標高791mの『坊主山』がずいぶん高く見える。
伐採地を最奥まで進んで笹原に入った。
なかなか手強い笹原ではあったが、
短い距離で一段上の作業道に出た。
作業道を利用できるところはそれを利用する。
そしてしばらく作業道を進み、
最後はピークを目指して笹と格闘だ。
笹に負けじと突き進み、
8時30分、三等三角点「王古丹」。
標石が笹に埋まっていたので、
たちばさみで回りをきれいにカット。
それにしてもこの標石は、
四方が随分削れている。
いったい何があったのだろう?
初登の山なのでいつものようにシケの真似をして、
バウムクーヘンをかざして下山。
距離が短いので下山も速い。
9時15分、駐車地。
かたずけ始めると雨が降りだした。
それで夕張まで戻ることにした。