北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2020.9.21 『初子山』(634m) Meguを迎えておしゃべり林道歩き
「初子山」はなんと読む?
「はつこやま」?
あるいは「はつねやま」?
地理院地図にも読み仮名がない。
それで後輩のY澤にlineで問い合わせてみた。
すると「はつごやま」とにごります、とのこと。
さぁすがあ!
Y澤はなんでも知っていて頼りになるなあ。
日曜日の夕方、美瑛町福島第一地区に入って車中泊。
月曜の早朝雨が降りだしたものの、
長くは続かず上がってくれたので、「ホッ・・・」
この朝はここから近い地域にすんでいる、
岳友のMeguが同行することになっていたので、
起床後もゆっくり待つことにした。
雨上がりなので全てが濡れているため、
スタートは遅い方がいい。
Meguは8時半にやって来た。
そして8時45分、林道脇の駐車地をスタート。
今回初めて登る『初子山』の林道ルートには、
途中二つの四等三角点がある。
『初子山』を含めると、
同一ルートに三つの三角点を有する、
大変興味ある山行だ。
ただ、地形図上では破線で示されているため、
廃道の不安を拭うことはできない。
ところが、約1km先の林道ゲートを越えた時点で、
私がうっかりその入口を見落とすというミスをした。
帰りに確認すると、
一段下がったところに笹刈りされた道があった。
それに気付かず、
すぐそばの北沢川に沿って伸びる林道に入ってしまった。
要するに地形図をよく見ていなかったわけだ。
しかし、このミスが幸運をもたらすこととった。
間違いに気付いた時点で、
戻って訂正することはせず、
先に進んで沢沿いに藪に入り、
尾根を登って目的を達成することにした。
そしてその取り付き点だが、
私が用足し(ウンコ)で遅れた間に、
Meguが地形図を読み、
こちらが追いついた時点で、
「この辺りで尾根に取り付いてはどうか」、と提案してきた。
Hiromiにこの時点での標高を確認すると、
430mとのこと。
それは地形図上で、
もう尾根に取り付くには十分な高さなので、
即取り付くのによい地点を探した。
そしてそれはすぐに見つかった。
9時45分、藪突入。
藪をかき分けてみると踏み跡があり、
それはただのシカ道ではなく、
人の踏み跡のようだった。
ただそれはすぐ藪の中に消えてしまったが。
ピンポイントで良い取り付き点だったので、
確実にそこに戻ることができるよう、
ピンクテープをつけて進む。
その進み行く藪だが、
その薄さに3人揃って驚いた。
どこを歩くのも自由だ。
ただ傾斜がきつい。
地面に手をつき、
草木につかまりながら登る。
その標高差150m。
奇しくもこの日は「敬老の日」。
その主役たる私にはひじょうにきつい登りだ。
しかしなあ、いつの間にか「敬老の日」の、
敬われる立場になっちまっただよ。
いつの間にかなあ・・・
そして10時40分、地形図上の「581m」標高点。
ここからはゆるやかな起伏の尾根歩きだ。
辺りの藪は相変わらず薄い。
まるで登山道を歩いているようだ。
それが稜線に出ると、
笹被りの場面が現れるも、
大したことはなく、
11時05分、三等三角点「初子山」。
直前までの笹藪に対し、
摽石周りはスッキリしていた。
この日はベルギーワッフルで初登の儀式。
頂上から逆側に登ってくるはずの、
地形図に記された破線の林道は、
藪に消えてその名残さえ残っていなかった。
当初の予定通り破線の林道を登っていたなら、
おそらく途中撤退となっていただろう。
頂上を少しはなれた地点で昼食。
そして尾根から急斜面を、
ピンクテープを回収しながら下って、
12時30分、林道。
その後の約5kmを淡々と歩くも、
道中MeguがHiromiにずうっと話し続けていた。
いやいや思い返すと、朝スタートした時から、
ずーっと、ずーっとしゃべり続けていたMeguだった。
Meguがそんなに話し好きだとはなぁ~
13時15分、駐車地。
偶然が偶然をもたらして、
幸運が幸運を呼ぶという楽しい山行だった。
Meguも満足した様子で帰っていった。
私とHiromiは美瑛町での活動を切り上げ、
途中「はいらんどふらの」で汗を流し、
三笠市まで戻って3泊目の車中泊とした。