脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

本日の毎日新聞記事

2012年08月26日 | 情報

本日の毎日新聞記事

その1

その2

その3

その4

 

私は手放しには喜べないな。

第一、

私たち、過去の交通事故被害者の髄液漏れ患者には、全く何の恩恵もなく、

最近の患者さんが裁判で勝ったって、

うらやましいだけで、

さらに昔の事故被害者と、最近の患者との待遇の落差に落ち込むだけだ。

 

時効で、裁判さえできない、

不起訴不当の訴えさえ、起こせない、泣き寝入りの過去の交通事故の髄液漏れ患者は、

 別の支援が必要だと思う。

 

まあ、そのためには、裁判で勝つことも大切なのかもしれないが、

私たちが、その恩恵を受けられることはあまりない気がする。

 

それに、

巨大損保は控訴してくるはず。

お金がたくさんある巨大組織は、いくらだってお金を積んで有能な弁護士たくさん雇うこともできるし、

裁判なんて、用は、真実が何か決められるのではなく、

どちらが裁判官をうまく自分側に巻き込むか、

どっちがその裁判官を納得させるそのテクニックが上か、なんだと思うから。

個人の弱者には、なかなか勝ち目はないよ。

まだ、この病気で「激しいだるさ」もでることも知らない内科系医師がいるような、

似た症状の別の病名の患者さんたちの中にさえ、

脳脊髄液減少症という病態の存在さえ、知れ渡っていないような、現状じゃ。

先が思いやられるよ。

 

 

それに、こういっちゃなんだけど、

この方個人に限らず、

全体的に見て、

 

男性って、痛みにものすごく弱いよね。

 

私のまわりの男性たちも、みんなそうだから。

性別でひとくくりにしてしまうのは問題かもしれなけど、

 

私は生まれつき女性の方が痛みに強くできている気がするの。

 

だってさぁ。

毎月のあの激しい生理痛を何十年も耐え抜き、

生理に伴う頭痛なども耐え抜き、

つわりに耐え、

出産も何回もこなすんだもの。

いちいち痛みに弱くちゃ

種が途絶えちゃうよね。

 

これから検査や治療を受ける男性患者さんに

私は言いたい。

検査や治療の痛みなんて恐れるに値しないよって。

 

検査を恐れて、

髄液漏れ放置された末の症状の方が、ものすごく恐ろしいことになるよって。

 

長年放置された私がいうんだから、本当だよって。

RI検査やブラッドパッチなんて、

髄液漏れを放置した末の恐ろしい症状に比べれば、どうってことないよって、

私は言いたい。

 

痛みに対しては、個人差や医師の技量もあるだろうけど。

 

ブラッドパッチが痛くて二度と受けたくない、という表現なんて、

若い一人の男性の個人的な感想で、

そんなことに耐えられないようじゃ、 

女性はみな子供なんて産めないと思うわ。

女性はみな、一度お産したら、

それで二度とお産はしなくなって、みんな、一人子で、人口は先細りだわ。

 

先日、無痛分娩の腰椎麻酔が記事に出ていたけど、

分娩の痛みを和らげるためにだって、

腰に針刺さなきゃならないものね。

 

ということは、腰椎麻酔より、分娩の方が痛いってことよ。

痛いからこそ、

腰椎麻酔の方がましで一瞬だから受けるわけだし。

 

腰椎麻酔とブラッドパッチは痛さが違うけど、

それにしたって、 

これから治療を受ける人たちを

いたずらに怖がらせるような表現は

検査や治療をためらわせることにもつながりかねないから、

記事にする時は、表現は配慮してほしいな。

 

痛みに対してものすごく忍耐強い方の私にとっては、

痛くないわけじゃないけど、

髄液漏れの放置の末の延々続く苦しい症状に比べたら、

一瞬のことだし、

RI検査もブラッドパッチも、

私にとっては、少し大きな蚊が刺すようなもんだけど。

 

ま、先生がうまいせいだろうけど。

たしかにへたくそな医師の時は、痛かったけどさ。

それだって、私の中では耐えられない痛みじゃない。

 

反対に、再発でブラッドパッチを複数回することを余議なくされ、

怖がらず何回も受けるような患者には(しかたなくなんだけど)

「ブラッドパッチ依存症」みたいに、言われたりもするし。

 

患者はいろいろ、大変だけど、

検査や治療は、怖がらず、受けてほしいと思う。

 

それから、みんなで、毎日新聞社に、お礼を言おうよ。

だって、

これほど継続的に、記事にしてくれてるの、

毎日新聞だけだもん。

 

他の新聞社はぜんぜん、だめじゃない。

読売も、日経も、朝日も、みんなこれほど継続してこの問題を報じてくれる記者は皆無だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする