コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

梅雨時の房総探索

2018-06-12 23:16:16 | 登山



台風が通り過ぎて天気は回復傾向のようなので、予定どうり房総探索へ・・・・
沢沿いを行くと房総丘陵では雨量が多かったようで、こんな所に滝があったのかなと
思うはど、普段はチョロチョロと水が垂れている程度の岩場を水が音を立てて
流れ落ちていきます。










ここの沢沿いの道には、ツチアケビが点々と自生しているので
花の様子を見に来ました。

雨が上がったばかりなのか、森の中は水気を含んで濡れています。
沢沿いはシダ類が多く新緑のような緑が薄暗い森に映えます。










周辺の樹々は、テイカカズラやフウトウカズラなどが全体に絡んでいるので
緑に覆われたボンヤリとしたシルエットになります。



















たしか以前はこのあたりに多く出ていたはずだけど・・・・・
と思っていた場所には、ツチアケビはいませんでした。
それでも沢沿いを奥へと行けば点々と見られたので先へと進みます。

キセルガイが活動的な雨上がりのの森です。











花のない薄暗い森の中で、
ハッとするくらいの美しさを感じた、コバノギボウシ。










しかし、行けども行けども、ツチアケビが見当たりませんです。 (--;

おかしいな・・・・

腐生のランですので、毎年同じ場所には出てこないのですが
場所的に多く見られた所ですので、何処か一か所くらいは見つかっても
不思議ではないはずですが・・・・・・

見落とすような大きさではないので、周辺を眺めながら
まあその内に見つかるだろうと思っていましたが
更に奥へと進んでも見つかりません。


今年は裏年?

ショウキランと違い、だいたい同じ場所には
また出てくるものだと思い込んでいたのが間違いかな・・・・・

それでも一株くらいは見つけないとね・・・・と思い気合いを入れて
泥と汗にまみれながらガサガサと入ってみても見つからず・・・・
何だかんだと沢の源頭近くの倒木帯まで来てしまいました。



倒木の隙間も見ましたが、結局ツチアケビは見つかりませんでした。

そのかわり周辺はナツエビネの自生地になっていて
朽ち果てた倒木の上にも着生していました。

















こうして倒木の上に着生して花が咲く風景は見てみたいですね。

周辺にも点々と株があり、ひっそりとしたナツエビネの自生地でした。








結局ツチアケビには出会うことがなく今回は諦めです。
泥まみれになったので、滝の水で汗と泥を流してから車に戻り
着替えてから次の場所へと移動します。



・・・・・・つづく




コメント (2)
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