コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

霧雨のジョウロウホトトギス

2021-09-09 06:08:14 | 登山


8月も終わり、急に秋めいてきて涼しくなりました。
9月の初旬は毎年ジョウロウホトトギスを見に行っています。

以前は新たな自生地を探しながら探索していて、次は愛鷹山山系を
探索する予定でいましたが、最近は探す熱が少し冷めてきて
丹沢のサガミジョウロウホトトギスを気楽に見に行っています。

またいつか興味が湧き、ギアを上げて探索する日が来るかとは思っています。

今日は久しぶりに晴れる予報になったので、なるなるさんを誘って
丹沢の表尾根を歩き、サガミジョウロウホトトギスや初秋の花を見ながら
久しぶりに気持ちよく登山を楽しもうと思います。

日の出の時間に東名高速を走っていると、初冠雪した富士山が見えました。
規制が終わっていれば、このまま5合目へ行き山頂まで行きたい気分です。
今年の夏は都心から富士山が見える日が少なかったです・・・・ということは
ご来光が見られる登山日和も少なかったでしょうね。









菩薩峠の駐車場に到着すると
珍しくすでに十数台の車が止まっていました。いつもは3~4台くらいです。
気温も低めですので、あまり汗をかくこともなく爽やかな尾根歩きができると
期待していましたが、稜線は流れる雲が常にかかり続けていて
三ノ搭に到着すると霧雨で風も強いので、いったん小屋に入って休憩・・・・・
この時期は秋雨前線が停滞していることが多いので、前線の位置によって残暑が厳しいか
ぐずついて霧雨のような日が多い気がします。

雨具を付けるほどではないので、休憩したら出発します。
ジョウロウホトトギスは風があると撮影しずらいので
なんとか風は収まってほしいです。

1年ぶりの表尾根、ずいぶんとススキが勢力を増してきて登山道を覆ってきました。









相変わらず、食圧で矮小化した植物しか見ないのですが
それなりに鹿の頭数制限の効果がでてきているのでしょうか・・・・



・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・






いつものようにチェーンスパイクを付け、気をつけて渓へ降りていきます。
渓が深くなり、まわりが薄暗くなると切り立った崖に黄色い花が見えてきます。





























風も徐々に収まってきました。
見上げて撮影することが多いので、快晴よりも渓に霧が立ち込めていて
ぼんやりと乳白色の空気に包まれた方が幻想的で良い感じに撮影できます。

































深山の渓谷に垂れ下がって咲く景色は見飽きません。
やはり毎年見に来たくなる花風景です。これからイワシャジンも咲いてきます。

見上げてみるだけでなく、手近な場所にも垂れ下がって
咲いていますので手にとって観察できます。












・・・・・・・つづく









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2 コメント

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Unknown (blue-wing-olive)
2021-09-10 19:10:28
完全は開かない感じのホトトギスなんですね。垂れ下がった様子や、葉の感じに独特の雰囲気があります。
私も見てみたいものです。
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blue-wing-oliveさん (サクラスミレ)
2021-09-10 20:00:27
こんばんは。

そうなんです。ジョウロウホトトギスは筒状の花で先の方が開くだけです。
岐阜から比較的近い?紀伊半島の南部にはキイジョウロウホトトギスが咲きます。
渓流釣りの源流域に咲けば良いのですが、どこも
更に詰めて行った岩場が多いです。
返信する

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