長春の大企業と言えば、乗用車やトラック、バスなど製造する第一汽車と、
高鉄など鉄道車両を製造する長春軌道客車などがあります。
長春市は、第一汽車を中心とした、自動車産業の街です。
第一汽車はその名のとおり、中国で最初に作られた自動車会社です。
設立当初は、トラックの生産がメインで、旧ソ連から技術供与を受けていました。
トラックは上海や蘇州でもよく目にする「解放」を生産しています。
また、中国初の国産乗用車で、中国政府要人が使用する「紅旗」は第一汽車が生産しており、
今は、自社ブランドの大衆車や、トヨタやVW、アウディなどの自動車会社との合弁と
マツダの乗用車も生産しています。
新しい立派な本社ビルの向かいに、操業当初の建物も残されています。
ここには、毛沢東がここを訪れた時に書いた、
直筆文字の石碑が建てられています。
石碑の前には噴水がありますが、普段は使っていません。
会社の創立記念日や、要人が来られた時には、稼動するようです。
この噴水が稼動している時に見に来る機会はあるかなぁ。。
長春で駐在されている日本人の半数以上は、
おそらく、第一汽車との合弁企業や、自動車部品関係に関わる方々だと思います。