中国で本物の有名な翡翠湖と言えば青海省にある塩湖ですが、
最近、動画投稿サイトなどで紹介されて話題になっていたのが蘇州の太陽山翡翠湖。
百度地図で太陽山翡翠湖を検索しても場所は出てきません。
実は、この名前は勝手に付けただけで本当は名もなき池レベルの湖なのです。
ここは太陽山の西側で元々鉱山がありました。
現在は廃坑になって朽ち果てた鉱山の施設や建物が残っています。
有軌電車2号線の樹山駅から2kmぐらいの場所です。
露天掘りの鉱山跡地に雨水などが溜まってできた湖の水は驚くほど透明です。
採掘されていた何らかの物質の影響だと思われますが、
太陽の光が当たると湖面の色は翡翠色(エメラルドグリーン)になります。
確か日本でもこのような鉱山跡地にエメラルドグリーンの湖があったかと思います。
太陽山の翡翠湖は、観光地ではなく周りはお茶畑や鉱山跡地になっているので、
湖に近づくのはちょっと大変です。
太陽山森林公園側からでも来れるような気はしますが結構歩くことになりそうな感じです。
高徳地図だと目的地を太陽山翡翠湖に設定するとルートを引いてくれますが、
案内通りの道を進もうとしても保安員や柵に阻まれて通ることはできません。
最後は茶畑の中を通って柵の内側の道へ潜り込むという方法で湖へ向かいます。
休日だと翡翠湖を目指す人や戻ってくる人がいるので、
戻ってくる人に行き方を聞いてみるのが無難です。
茶畑では農家の方々が大勢でお手入れ中。
この先進んでもたどり着けるか分からない状況で、
諦めてもう帰ろうかなぁという思いもよぎります。。
畑の中や道なき道を進んでようやく柵の内側の道へ出ます。
おそらく大勢の人が来るようになる前なら、きっと畑の中の道でも自由に通れたはずだと思います。
今はどこも門を閉めて通ることができないようにしています。
本当に翡翠のような湖があるの?と半信半疑で行ってみましたが確かに澄んだ水でした。
でも農地にも入り込むし、産廃や残土が積まれた山のような所も通るしと、
何らかのトラブルがあってもおかしくないので是非行ってみてとは言い難いですが。。
子供の頃、行っては叱られていた”探検”を思い出しました。
湖の向こう側にも人の姿が見えました。
試しに百度地図で有軌電車2号線の樹山駅から湖の反対側を目的地に設定すると、
別のルートがが出てきました。
もしかするとこちらのルートだと道なき道を進まなくても行けるのかもしれません。
道があるのに案内が大きく迂回しているのは門があるから(門だけは現地確認済み)です。
農家の人に5元渡せば門を開けてくれるという話も聞きました。
でも森林消防という車に乗ったそれを阻止するための人も配置されています。
農家風の人がお金を要求する訳でもなく、通っていいよと門を開けてくれたので、
中に入ろうとすると、この見張りの人に入らないでと言われました。
ただし太陽山翡翠湖に行くこと自体を禁止している訳ではないようです。
穏やかな物言いで、目を見ると何かを察しろと言われているようにも感じました。
門が開いていて自由に通行できるタイミングもあるようで、農道を歩いてくる人も見かけたので、
楽に行けるか探検になるかは運次第といったところでしょうか。
日本でも私のブログのやり取りをしている方の
神岡銅山の双六川というのがエメラルドグリンです
昨年旅した宇和島の海岸が(竜串海岸)透明感が
綺麗でした
近くの方は忖度を要求されたのかしら?
茶畑があるということは空気も綺麗!きりも多い
のでしょうか?
茶畑のグリンの色も大好きです(^^♪
翡翠湖:いい名前ですね~~
水だけ見ると九塞溝と同じだと話題にもなりました。
確かに水は綺麗で、周辺の湖でもこんな透明な水は見たことがありません。
でも、水の中に手を入れる勇気はありませんが(笑)
保安員の言いたかったことは何だったのでしょう。。
忖度を要求ではないです。
逆にこのまま入ってトラブルに巻き込まれても知らないよ。
と言われている気もしました。
蘇州はお茶の産地で緑茶が有名です。
確かに霧も多いです。
蘇州近郊の農村では、お茶や果物の栽培が盛んで、
苺、葡萄、ビワ、桃、梨、みかんなどなど年中美味しい果物がありますよ(笑)
太陽山翡翠湖。。
誰かが勝手に付けた名前だと思います(笑)
少し前に動画投稿サイトで紹介される前は名前もないただの池でした。
でも本当に水は透明できれいです。
最近は全く動画投稿サイトにも登場しなくなったので、
立ち入り制限が強化されたかもしれません。