華誼兄弟電影世界は蘇州の陽澄湖半島にある大きな映画村です。
地下鉄5号線の終点、陽澄湖南駅が最寄駅になります。
オープンしたのは2018年だったと思います。
外からは何度も見たことがありますが、中に入ったのは初めてです。
(行ったのは冬になる前、まだ健康コードが必要だった時です)
大人の入園料は228元です。
蘇州には、休閑カードという蘇州と近郊の観光地に入園できる年パスがあり、
華誼兄弟電影世界に1回だけ入れるセットもあります。
遊園地のアトラクションは別料金になっています。
子供向けの乗り物から絶叫マシンまでいろいろと揃っています。
さすがにこの年になって乗るようなものはありません。。
園内は、星光大道、非誠勿擾、集結号、陽澄宝貝地盤、太極、通天帝国の6つのエリアに分かれており、
それぞれ中国の名作映画をモデルにした舞台や街並みなどが造られています。
また、各エリアごとに踊りのショーがあったり、舞台劇やパレードを見ることができます。
入園してすぐの場所にあるのが星光大道エリア。
ここでは、映画作りの体験や記念撮影などができるようでした。
星光大道エリアへ入り口から向かう道沿いは、
公式HPを見ると昔のニューヨーク?をイメージしていると書かれています。(たぶん)
非誠勿擾エリアは映画「非誠勿擾」(邦題は狙った恋の落とし方)シリーズをテーマに作られています。
中国人の北海道ブームの引き金となった有名な映画です。
見ていない映画なので詳細は分かりませんが、ロケ地は北海道の道東だったかと思いますが、
説明によると非誠勿擾エリアの街並みのイメージは小樽なのだそうです。
ここでは非誠勿擾の主人公、秦奮にちなんで秦奮征婚啓事(秦奮征婚のお知らせ)という、
踊りや歌のショーを見ることができます。
非誠勿擾エリアやそれ以外の場所でも日本料理店の看板は見かけるのですが、
単なる飾りなのか、撤退したのか、営業はしていませんでした。
そじ坊が本物で営業していたら絶対食べに入ったと思います。
太極エリアは、太極1従零開始、太極2英雄崛起という映画がテーマになっており、
舞台では陳家溝市集 怪咖闖天関というカンフーのショーがあります。
集結号エリアは集結号(邦題は戦場のレクイエム)がテーマです。
街並みは1950年代の中国北方都市のイメージだそうです。
ここのショーは見なかったのですが、戦闘シーンなのでしょうか。
映画は、中国によくある何があっても死なない主人公が敵をなぎ倒す”抗日映画”ではなく、
国民党軍と共産党軍の争いの中で、部下を全滅させてしまった主人公の苦悩を描いています。
華誼兄弟電影世界のメインエリア、通天帝国には巨大な観音像がそびえています。
香港の映画スター、アンディ・ラウが主演した「狄仁傑之通天帝国」や、
「狄仁傑之神都竜王」という大ヒット映画がテーマです。
通天帝国エリアでは、屋外のショー以外に屋内舞台劇やパレードを見ることができます。
少しづつ時間を空けて順々にすべて見られるようになっています。
舞台劇は2種類あって曜日によって変わるようです。
この日は驚天奇案という劇でした。
盛世風華大巡遊というパレードでは様々の衣装をまとった役者さんたちが、
観音像の前の広場を山車と共に行進したり、踊ったりします。
子供達が手を振るとちゃんと応えてくれます。
この時は休日でもあまり混んでいませんでした。
食事の店もそれなりには揃っていて、こちらも混雑はしていないようでした。
値段は高めの設定ですが、テーマパーク内だと思えばそんなものかという感じです。
華誼兄弟電影世界は大人から子供まで楽しめる場所だと思います。
もちろん好みは人それぞれですが、変化しなければ何度もリピートするほどもないかも。
経営している映画配給会社の華誼兄弟は新型コロナの影響もあり、
業績はかなり厳しい状況が続いているようです。
今年の春節、数年ぶりに観光地は大賑わいなので、ここも賑わっていることかと思います。
いつも楽しく拝見させていただいております(^^)
映画村と聞くと太秦映画村を想像してしまうのですがこちらの映画村はテーマパークも兼ねているみたいでかなり広いですね!
今年の春節は日本でもニュースで伝えられています
きっと多くの人たちで賑わうんでしょうね(^_^)
中国では各地に映画村があります。
蘇州の隣の無錫にある映画村はもっと広くて、
馬に乗って戦う騎馬戦のショーもあります。
今年の春節、観光地はどこも大賑わいでした。
有名な西安の兵馬俑や黄山は身動きがとれないほどだったようです。
蘇州の拙政園も春節前にはもう予約がいっぱいになっていました。