千島湖はとても広いので、風景区(観光地)もいくつかに分かれて存在しています。
どこに行くのが良いのかもよく分からず、とりあえず名前を見て中心湖区を選んでみました。
”中心”なのだからきっと一番賑やかな場所なのかと思うじゃないですか。
実際に行ってみると市街地からは外れて、観光船の船着き場周辺以外には特に何もない場所でした。
ただ、島めぐりの船が一番多く出ているのは中心湖区なのだと思います。
船のチケットはネットで買うと割引もあるのですが、中国あるあるのパスポート番号非対応。。
当日、窓口に並んでいつの船に乗れるか分からない状態は避けたかったので、
ホテルのフロントで、チケットを予約できる旅行会社を紹介してもらいました。
ネットで調べた感じでは、船の出航時刻が決まっていて、チケットだけ買えば、
後は自分の好きなタイミングで船に乗って、自由に島を巡って戻ってくるのかと思っていました。
実際に行ってみると、団体行動になっていて旅行会社のガイドも一緒についてきます。
船も最初に乗った船を最後に帰ってくるまで使いますし、島の滞在時間も決められています。
出発時間によって、A線~E線まで5つのコースに分かれています。
4つの島に行ける9時出発を選んだのですが、人数が増えるまで船は出ないようです。
ただ、船が決まっているので、重い荷物(食べ物や飲み物をたくさん持ってきました)が、
船内に置いたままにできるのは楽でいいです。
4つの島へ行くために、早起きして1番の船に乗ったものの出発時刻は遅くなり、
理由はよく分かりませんでしたが、月光島にも上陸できないとのことで、
行先は、龍山島、梅峰島、漁楽島の3つになりました。
朝は雨も降っていたし、こういうことなら、もっと遅い時間でもよかったです。。
まあ、何が起こるか想像もつかないのも、中国らしい楽しみ方のひとつなのかもです。
豪華に見えるクルーズ船、大きな客船、小型の高速艇など、たくさんの種類の船があります。
今回乗ったのは、最も安い、ごく普通のそんなに大きくない観光船です。
でも、窓はとても大きく開放的で外の景色がよく見えます。
1人30元追加すれば、2階席(たぶんお茶付き)が使えます。
最初に向かった島は龍山島。
島めぐりの中では一番大きい島のようです。
ダム湖なので、昔は山の頂上だった場所が今では島になっているということですね。
当然、昔風の感じのお寺なども、全て観光用に作られたものですし、
そんなに大した見どころがあるわけでもないです。
与えられた滞在時間は1時間ほどですが、ぐるっと一周回るだけなら全然余裕です。
山の上にちょっとした展望台があるような感じなので、
そこまで行けばちょうどよい時間配分なのだと思います。
ガイドは観光車の利用を強く進めてきますが無視して大丈夫です。
歩いて回ったらどのぐらい時間がかかりますかと質問しても、
”分からない、人それぞれ違うし”という意地悪な答えしか返してくれません。
龍山島に着いた頃にはちょうど雨も止んで、気持ちよく散歩できました。
沖合には大きな観光船がずっと同じ場所に停泊しています。
千島湖の別の楽しみ方として、島には行かず船の上から景色を眺めて、
船の中で食事をするというのもあります。
もちろん食事付きの船のほうが料金は高いのですが、
島めぐり中に支払う金額も考えるとトータルコストは大差ありません。
後から考えると船の上からだけの観光の方が良かったかなとも思えました。
次に向かうのは梅峰島です。