蘇州もすっかり暖かくなり、温泉にでも行くかなぁなどと考えていたら、
ずいぶん前に太湖のNOVOTELの中にある露天風呂に行ったことを思い出しました。
蘇州太湖諾富特(NOVOTEL)温泉酒店は呉中区の太湖東山にあります。
たぶん、以前は蘇州三德大酒店という名前だったと思います。
2007年頃の開業だったはずなので、建物は少し年季が入った感は否めませんが、
サービスはそれなりにしっかりしているホテルです。
温泉と夕食、朝食が付いて、1部屋500元ぐらいのセットがあったので利用してみました。
温泉の営業時間は、14:00~22:00となっています。
プールは通年営業しています。夏になると屋外のプールも営業するのでしょう。
温泉は屋内にも少しだけ湯舟がありますが、メインは露天風呂です。
外に出て庭を少し歩いた先に露天風呂が並んでいます。
厚めのガウンを貸してくれるので、少々寒い日でも速攻で凍えてしまうことはありません。
ざっくり左右に分かれていて、向かって左側が子供の遊び場や売店などもあります。
こちら側はそれなりに混んでいて独占できる風呂は少ないです。
別に独占する必要はないのですが、家族で入っている中に行くのもなんですしね。
蘇州のある江蘇省は火山もないし地震も発生しない(マグニチュード2でも大騒ぎになる)場所なので、
天然温泉といっても、きっと地中深くから汲み上げた水を温めているだけです。
その代わり?漢方薬の薬湯や何らかの成分を入れたお湯が多いです。
赤や緑や青などのカラフルな色が付いています。
温泉の効能を期待している訳ではなくストレス解消の気分転換が目的なので、それで問題なしです。
湯舟を独占したいなら、追加料金で家族風呂みたいな建物もありますし、
向かって右側の露天風呂は泳げるぐらい広いのに、みなさん存在に気付いていないのか人がいません。
ゆっくり温泉につかってから晩ごはんに。
食事がセットになっている宿泊プランの場合、チェックインの際に夕食のチケットを受け取ります。
ホテルの外は、ちょっと歩いてという範囲内にレストランはないので、中で食事をする人が多いようです。
セットになっていた夕食のメニューは、
牛肉羹(杭州料理のとろみのあるスープ)、ほうれん草の炒め物、蟹粉豆腐と、
東山板栗紅焼肉(栗と豚の角煮)、小籠包、デザートの果物。
白ご飯はセルフでジャーから自分でよそいます。
お味の方はそんなに大したことないです。ごくごく普通の中華料理といった感じ。
上海蟹(太湖蟹)など、特別なものを追加しなければ、
太湖周辺の農家料理レストランで食べるよりもリーズナブルです。
ホテル敷地内には温泉以外にも、運動会もできそうな広いグランドや、子供用の遊具、植物園があります。
でも植物園みたいなところは全部片づけられていて何もなく、温室に少し植物(農作物?)があるだけでした。
外資系ホテルのありがたいことと言えば、朝食が中華以外のものもそれなりに揃っているところ。
毎度のことながら、朝はついつい食べ過ぎてしまいます。
生まれて初めて海外に行った時(旅行ではないです)の1泊目がシンガポールのNOVOTELでした。
それ以来NOVOTELにはずっと縁がなくて、宿泊したのはもう30年以上ぶりです。