蕩口古鎮は蘇州、無錫、常熟の3つの市の境界にあります。
2000年以上の歴史がある水郷古鎮ですが、観光地化されたのは最近のことです。
観光ブームにあやかろうと2008年ごろから修復や整備が進められ、
2010年には中国歴史文化名鎮に認定されています。
ただ、かなり不便な場所にあるので車がないとちょっと不便です。
無錫駅や無錫東駅からなら708路のバスで蕩口古鎮の入り口まで来られるようです。
また蘇州北駅から83路のバスで行くこともできるようです。
古鎮の面積はそう広くはありませんので一回りするのに半日も必要なさそうです。
旧居や博物館をじっくり眺めるならもう少し時間が必要かもしれませんが。
北倉河の両岸にある石畳の道が綺麗に整備されています。
所々に土産物屋、食料品や飲料、雑貨、レストランなどがありますが、店の数はあまり多くありません。
華氏義庄、銭穆旧居、華蘅芳の生涯の展示館、王幸旧居、華君武旧居、会通館、関帝廟、時計博物館が、
古鎮の中の主な観光スポットです。
これらはこの街から輩出した学者や音楽家、漫画家、芸術家などの旧家や資料館などで、
王幸さんは音楽家、華君武さんは漫画家、いずれも近代~現代の著名な方々とのことです。
また、ここに暮らす人々に多い姓は、”華”さんだそうです。
古鎮の著名人の名前に多いのもやっぱり華さんです。
学校からの遠足(社会見学?)の受け入れにも力を入れているようで、
蕩口古鎮の公式HPを見てみると、見学や体験学習カリキュラムが掲載されていました。
逆に平日の方が子供達で賑わっているのかもしれません。
古鎮の川には、売魚橋、売鶏橋、太平橋など、
28(だったと思います、たぶん)の古い石橋が架かっています。
周庄や同里のように有名な江南の水郷古鎮と違って人も少ないので、のんびり散策できます。
大型連休の人出は分かりませんが、普通の土日なら水郷の船も順番待ちは不要かと。
古鎮の入場料は70元ぐらいだったかと思いますが、ネット予約すると40元のようです。
休閑カードが使える場所ですのでカードがあれば無料です。
個人的な感想ですが、70元で入るのは少々お高いかな。。という印象も無きにしも非ず。。
休憩とお昼ご飯を兼ねて永安橋の近くの泰園小籠という店に入ってみました。
江南料理や定番の無錫小籠包以外にも麺類などの軽食もあります。
麺や雲呑の値段は高くありませんし、味も大丈夫でした。
細い路地の奥には庭園式の綺麗なホテルもあります。
ホテルに一泊して、近郊で採れる銀魚や河蝦などの料理を味わうというのもできそうです。
この辺りはスッポンの産地でもあるそうです。
水郷古鎮は好きだけど人が多い所はちょっと。。と思う方にはお勧めの場所のひとつです。
ここなら日頃の喧騒を忘れて少しのんびりという感じの楽しみ方もできそうです。
ただし、あまり期待しすぎると本当に何もないなぁで終わってしまうかもしれません。
蕩口古鎮、こぢんまりとした水郷古鎮です。
確かに運河と橋、川沿いの家々などの風景は映画やドラマに出てきそうな雰囲気ですね。
観光客も少なくお店も少ないのですが、その分のんびり過ごせる場所かと思います。
スッポン、食べたことはありますが私もちょっと。。
最近、蘇州近郊では今まで観光地化されていなかった水郷古鎮が、
観光客を呼び込もうと整備されていたりします。
あまり規模も大きくなく、古い町並み以外に観光資源もないので、
どこも集客には苦労していそうですが。。
でも、静かで時間もゆっくり流れている感じがして私は好きです。
また別の小さな水郷古鎮も紹介しますね。
風景はいいえですね!!
すっぽんの産地は九州は安心院です・
私は苦手!
最後の写真の雰囲気、素敵ですね!